ご挨拶
全国の決闘者の皆様こんにちはorこんばんは!
パピヨンでございます🐶
10/1から適用されるリミットレギュレーションの制限改訂を経て長らくお世話になった《ユニオン・キャリアー》がとうとう禁止になってしまいました。
私自身、展開手段として使ったり《ZWー阿修羅副腕》を装備して全体攻撃したり、このブログで紹介しただけでも沢山登場してきたかと思います。
納得は出来ないものの、下を向いても始まりませんので皆さんで感謝の挨拶をしておきましょう。
せ〜のっ!
さて、そんな訳で既存のデッキのチューニングと並行して新しいデッキを作っておりましたので今回もデッキ紹介をさせていただきます。
まずはレシピからどうぞ!
デッキレシピ
このデッキでやりたいことは「ダイノルフィア」をなるべくヘイトを与えることなく使いたい…というひどく傲慢な考えからスタートしました。
《ダイノルフィア・レクスターム》は入れてるものの《ダイノルフィア・フレンジー》を採用することはなく融合方法も《ダイノルフィア・ドメイン》の1種類に絞り込んでいます。
どんな勝ち方をするかは大きくわけて2つ!
①相手ターン中に勝つ(戦闘)
相手バトルフェイズ中に《ダイノルフィア・シェル》を発動し、出てきたトークン以外のモンスターを攻撃対象に選べないため、トークンと相手モンスターを戦闘させることで相手に戦闘ダメージを与えます。
守備力3000という大きめのステータスをしてるものの、それでも最大でも3000がダメージ上限となるため1回の戦闘で相手に致命傷を与えるということは難しいです。
なので《結束 UNITY》で「ダイノルフィア・トークン」の守備力を強化したり《ディメンション・ミラージュ》を利用した無限サンドバッグ地獄に相手を誘い込むことで大ダメージを与えます。
②返しの自分ターンで勝つ(戦闘)
上記のコンボで《ディメンション・ミラージュ》の効果発動トリガーとなる「除外」が確保できなかった場合 (ライフを削りきれずダメージを与え終わった場合) 当然、相手プレイヤーは生き残っています。
相手がバトルを終えて、こちらにターンを返してもらったら「ダイノルフィア」で減らし続けた自身のライフを利用して《CNo.32 海咬龍シャーク・ドレイク・バイス》の効果発動条件を満たすことで、相手モンスターの攻撃力をゼロにして殴ります
🦈<しゃ~(く)!!
それではこれらの動きをしていくうえで、
まず各カードの採用理由と役割を解説していきます!
各カードの役割
ダイノルフィアの役割
デッキの軸です。序盤に2体の融合モンスターを立てつつ、融合体の破壊→墓地の下級を蘇生→融合モンスターを罠カードで蘇生していくことで盤面を維持します。
《ダイノルフィア・テリジア》1枚で《ダイノルフィア・ドメイン》を直接デッキからセットできるため相手ターン中に2体の融合体を出力する動きが見込めるという手軽さが非常に嬉しいところ。
いずれの融合モンスターも破壊された場合に墓地から下級モンスターを蘇生し、後続を場に提供するため、壁としてのモンスターの頭数を増やしつつ特殊召喚成功時の効果でまた新たな「ダイノルフィア」罠をセットしたりと動きが停滞せずデッキを触っていけるところに魅力を感じています。
相剣の役割
《ダイノルフィア・シェル》や《CNo.32 海咬龍シャーク・ドレイク・バイス》の戦闘ダメージだけで相手を負かすことは難しいです。
そのため、事前にあるいはその後のもう一押しとして相手ライフに直接ダメージを与えるバーン効果があれば勝利に近づきやすくなるのでは?と思いバーンカードを探しておりました。
そんななか「相剣」に採用が決まった理由としては《龍相剣現》1枚から《相剣大邪ー七星龍淵》を作りつつバーンを計算できるという手軽さ、そしてデッキを圧迫しないコンパクトさにあります。
しかも1パターンではなく、先行1ターン目なら《天威龍ーサハスラーラー》後攻1ターン目なら《相剣大邪ー七星龍淵》といったように状況に応じて選ぶことも出来ます。
壊獣の役割
戦闘を介して勝利を目指すコンセプト上、避けて通れないのが
「戦闘に際立って強いモンスターへの対策・回答」です。
《双穹の騎士アストラム》のような自身を強化してくるタイプのモンスターや最近登場した「御巫」モンスターのようにダメージを反射してくるモンスターなどへの回答として「壊獣」を採用しました。
要するに厄介なモンスターの除去手段として非常に優秀ということですね。
もうひとつの理由としては「ダイノルフィア・トークン」へ攻撃させるための手段としての採用です。
《妨げられた壊獣の眠り》はいわゆる”ブラックホール効果”で自他ともにフィールドのモンスターを全て破壊したのち、デッキから互いの場に「壊獣」モンスターを提供し、かつ出したモンスターに攻撃を強制させる効果を持っています。
加えて、この破壊効果が「ダイノルフィア」融合モンスターの破壊された時の効果発動のトリガーになってくれて展開をサポートするといった面でも相性の良さを感じました。
ホープの役割
今回のデッキのエースである《CNo.32 海咬龍シャーク・ドレイク・バイス》を出す手段は《No.32 海咬龍シャーク・ドレイク》の上に重ねる方法を取ります。
では「《No.32 海咬龍シャーク・ドレイク》をどう出すか?」についてですが、正直正規の召喚条件(☆4×3)を満たすのは不可能ではないものの確定して出せる動きなどが少なく柔軟性を欠いてしまいます。
今回は展開の流れで墓地に(ダイノルフィアなどの)☆4モンスターがたまっていることを想定して《マスター・ピース》を使って出していきます!
ご存知でない方の為にお伝えすると…
《マスター・ピース》を発動し《No.39 希望皇ホープ・ダブル》を出す。
《No.39 希望皇ホープ・ダブル》の効果で《ダブル・アップ・チャンス》をデッキから手札に加えつつ《No.39 希望皇ホープ・ダブル》の上に《No.99 希望皇ホープドラグナー》を重ねる
《No.99 希望皇ホープドラグナー》の効果で「No.」エクシーズモンスターを出す
この手順で相手ターン中に《No.32 海咬龍シャーク・ドレイク》を出すことが可能となります。除去されないように注意する意味でも可能な限り相手ターンのエンドフェイズに出しておきたいところ。
そして返しの自分のターンで《CNo.32 海咬龍シャーク・ドレイク・バイス》を重ねればあとは殴るだけ☆という訳です。
他にも「ダイノルフィア」融合モンスターの2種類がいずれもレベル6であるため、2体でランク6の《No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ》になり相手モンスター全員の攻撃力をゼロにすることも出来るため、攻撃力の高いモンスターが並んでいてもお構い無しで戦闘に持ち込めるのもこのデッキの強みになっています。
切り札と銘打った《CNo.32 海咬龍シャーク・ドレイク・バイス》の効果が防がれた際には最強の第二の矢として機能します。
それでは最後にエクストラデッキのカードを見ていきましょう!
エクストラデッキ
①天威龍ーサハスラーラー
→自分・相手ターンに相手モンスター1体と同じ攻撃力を持つトークンを生成できるリンクモンスター。相手モンスターと同士討ちを狙い、ある意味確実な除去手段を確保できる他、通常モンスター自分の場にがいると自分の効果モンスターに攻撃対象にならず効果の対象にもならない耐性を付与します。
《邪竜星ーガイザー》1枚(☆7シンクロ)から出せるので《終末の騎士》や《龍相剣現》などの1枚初動で出すことの出来る手軽さも魅力です。
②トポロジック・ゼロヴォロス
→除外されているカードの枚数分自身の攻撃力を強化するモンスター。
リンク先にモンスターを特殊召喚すると場の全てのカードを除外するフィールドリセット効果を持ちます。
「ダイノルフィア」罠や「相剣」カード等で除外枚数が期待できること、盤面ががら空きになっても「ダイノルフィア」罠の墓地効果でダメージをカットし延命して返しのターンを迎えるという点も相性が良いです。
③天威の龍仙女
→《邪竜星ーガイザー》の効果で特殊召喚された《タツノオトシオヤ》の効果で出した幻竜族のトークンたちをリンク素材にできるのがなんとも都合が良い。
素材に2体トークンを使った後、1体が余ってしまいますがそれは②の破壊効果を起動するトリガーとして活躍してもらいます。
トークン自ら攻撃するときはもちろん相手がトークンに攻撃をする際にも発動するのが地味にいやらしい。
④クロシープ
→儀式モンスター以外のモンスターを全て利用するデッキなので複数効果が使える見込みで採用。自他の攻守ステータスの変動、星4(以下の)モンスターの蘇生と発動する効果がすべてデッキに作用してくれる点が便利です。
→《マスター・ピース》から《No.39 希望皇ホープ・ダブル》を経由して登場。《No.32 海咬龍シャーク・ドレイク》を出すという役割もそうですが、相手モンスターの攻撃宣言時にその攻撃力をゼロにする効果が《ダイノルフィア・シェル》との相性もGOOD!
⑥No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ
→レクスターム以外の「ダイノルフィア」融合モンスターが☆6なので容易に組むことが可能。《CNo.32 海咬龍シャーク・ドレイク・バイス》に相手の注意を引き付けたのちにしれっと出すことで絶望させます。最強の二の矢🏹
⑦No.39 希望皇ホープ・ダブル
→相手ターンに好きな「ホープ」エクシーズモンスターを重ねよう!
戻す手段は一応あるものの《ダブル・アップ・チャンス》を引かないことを祈り続けます。
→相手ターン中に出した《No.32 海咬龍シャーク・ドレイク》が何らかの方法で除去された場合、あるいは展開力に余裕がある(ランク4を組めそう)場合に墓地にいる《No.32 海咬龍シャーク・ドレイク》を蘇生する手段として活用します。
自身のエクシーズ素材を譲渡できるため、重ねてエクシーズ召喚した《CNo.32 海咬龍シャーク・ドレイク・バイス》が3個素材となるため攻撃力をゼロにする効果を3回使えるのが良い。
⑨No.32 海咬龍シャーク・ドレイク
→重ねるための下敷き。正規召喚出来たら褒めて欲しい。レリーフを持っている(自慢)
⑩CNo.32 海咬龍シャーク・ドレイク・バイス
→LPが1000以下の場合に相手モンスターの攻撃力をゼロにする効果をフリーチェーンで発動できる鮫。今回のデッキのエースです。
LPの条件は「LPを半分払って発動する」という「ダイノルフィア」カード達の効果や《亡龍の旋律ーデストルドー》を合計3回使えば満たせるので条件達成は容易です。
攻撃名は「デプス・カオス・バイト」
⑪ダイノルフィア・レクスターム
→相手の場のモンスターの攻撃力を全体操作しながら効果を封じることが出来るモンスター。出すとしたら終盤であり、出す優先度も低いです。負けちゃいそうな時は出して凌ぎたいところ。《天威龍ーサハスラーラー》と場に並べるとウザそう。
⑫ダイノルフィア・ケントレギナ
→《ダイノルフィア・ドメイン》による融合で最優先で出すモンスター。
墓地の「ダイノルフィア」罠を除外してその効果をコピー(適用)するという効果を持つため、実質罠1枚で2回の融合を行えます。
破壊された時の効果は相手によるものでなくても良いので《妨げられた壊獣の眠り》などで破壊しながら墓地から下級「ダイノルフィア」を蘇生でき、ランク4エクシーズを行いやすくすることも可能です。
⑬ダイノルフィア・ステルスベギア
→《ダイノルフィア・ケントレギナ》による通常罠コピー効果での出力を想定。LPが2000以下の場合「ダイノルフィア」カード、罠カードによるLPコストを無くすのですが、そこが唯一《CNo.32 海咬龍シャーク・ドレイク・バイス》との相性が良くない点です。なので出しはするものの早めにリンク素材や破壊効果で墓地に送っておきたいカードです(わがまま)
⑭相剣大邪ー七星龍淵
→戦闘ダメージで相手に勝利するためには、ある程度のライフを先立って削っておくことでその殺傷能力を引き上げます。
《相剣軍師ー龍淵》を素材として想定ですが、S素材として墓地に送られた《相剣軍師ー龍淵》の効果、相手の特殊召喚、魔法罠カードの発動に反応してそれぞれ1200ダメージを与えることが出来れば合計3600のダメージが見込めます。
除外も重ねるので《トポロジック・ゼロヴォロス》との相性も(以下略
⑮邪竜星ーガイザー
→デッキの《タツノオトシオヤ》あるいは「相剣」モンスターに触れるカード。レベル7シンクロが出来る1枚初動に圧倒的感謝。
エクストラデッキの解説は以上!
終わりに
ここまで読んでいただきありがとうございました!
デッキ名は「鮫の消力(シャオリー)」です。
相手の攻撃をいなしつつ勝負に勝つというコンセプトを体現した言葉を探していた際に、刃牙に登場するキャラクターの使う武術?のワードを有識者の方々から案としていただきました!
(※刃牙未履修)
脱力し相手の攻めをいなす「守りの消力」と脱力状態から一気に力を込めることで凄まじい破壊力を生み出す「攻めの消力」の二段構えで相手に打ち勝つという攻防一体の戦闘スタイルがこのデッキにぴったりだと思い、中心モンスターである《CNo.32 海咬龍シャーク・ドレイク・バイス》になぞらえて「鮫の消力」と文字りました🦈
凄まじい連打で圧巻だけど、相手が微動だにしてないぶんちょっと面白いの何?
あとがき
一応、枚数上は40枚に整っているものの、枚数を増やしてでも通常罠を発動しやすくするための《トラップトリック》を採用するべきか「ダイノルフィア」な下級モンスターをもってくるための《化石調査》を採用するべきかて…など
回してみないと分からない部分・実戦を重ねて調整したい部分は多いので、是非ともリモートで対戦の際には皆様ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします🙏