ご挨拶
皆さんこんにちは!パピヨンでございます🐶
この記事が投稿される頃にはきっと新制限改訂が適用されていることでしょう。
新時代のパワーカードが規制をうけるなか、旧時代のパワーカード達が緩和されることによってこれからどんなデッキが台頭してくるのか楽しみでなりません。
そうこう言ってたら新弾に「深淵の獣(ビーステッド)」とかいうえげつないパワーを持ったテーマが襲来するようです。
確かに強すぎると思えるほどのパワーを感じますが、私は前回紹介させていただいたこのデッキに採用できると思うと楽しみでなりません。
「ドラゴン族を何でもサーチできる効果で私が手札に加えるのは…《タイガー・ドラゴン》!!!」
言いてぇ~~~~
さてさて近況報告もそこそこに早速デッキの紹介をしていきましょう。
なんだかんだでデッキ紹介記事も今回で30個目となりました。感慨深いですね。
(半分以上は崩してしまっているが)
節目の30個目なのでいつも以上に気合入れて頑張っていきます👊
今回のデッキでやりたいこととともにデッキ内容を確認していきましょう!
やりたいこと
今回は 《エメス・ザ・インフィニティ》を使ったワンショットキルコンボデッキです。
まずは今回の主役であるカードの詳細をペタリ
その効果はいたってシンプル。
相手モンスターを戦闘破壊し墓地へ送ると攻撃力が700アップするという強制効果。
この打点上昇は永続で適用されるため毎ターンの戦闘を介して700ずつパワーアップして相手に立ち塞がっていくという自己強化型のモンスターです。
特徴的なのは
効果の発動にターン中の回数制限がない
ということです。
すなわち連続攻撃や複数回の攻撃で相手モンスターを葬るたびに際限なく攻撃力を上げていくことが出来るのです!
しかし、いくら大量展開できる時代だからと言ってもどれだけ攻撃力を上げれるかは結局相手が用意するモンスターの数に依存してしまいます。連続攻撃も戦闘の対象となる相手がいなければ空砲です。
しかもペンデュラムモンスターなどは戦闘破壊後に墓地ではなくEXデッキに戻ってしまうためそもそも攻撃力アップ効果が発動しません。
元々の打点2500も切り札としては若干心細い・物足りない数値ですし破壊等に関しての耐性も無い。
今や手札1枚から出せると噂の《双弩の騎士アストラム》のような戦闘に対して鬼の強さを誇るモンスターを採用する方がきっと強いでしょう。
このモンスターを自分のデッキのエースとして使うには相当のサポートが必要です。
しかし…
もし《エメス・ザ・インフィニティ》が戦闘破壊したモンスターが自動的に蘇生されたら…?
そしてそのモンスターと何度も戦闘を行えるとしたら…?
もしそのような状況が成立するのであれば《エメス・ザ・インフィニティ》の攻撃力は
理論上、無限に上昇し続けます。
無限…インフィニティという名に恥じぬ効果だ…∞
そして遊戯王OCGには
フィールドのモンスターの攻撃力を参照しバーンを行うカード
が意外と多くあります。
いわゆる直火焼き効果と言われるものだったり様々ですね。その中でも今回は発動時点の( フィールド上での ) 攻撃力を参照するカードの力をお借りします💪( ᐛ )パワア
チラッ…
チラッ…
ん?
相手の場のモンスター?
今は自分の《エメス・ザ・インフィニティ》の話してなかったっけ?
ここで逆転の発想です。
戦闘破壊が発生すれば攻撃力は上がっていく…
相手の場の攻撃力を参照にダメージを与えれる…
すなわち
相手の場に《エメス・ザ・インフィニティ》がいれば…!!
そう。今回のデッキは《エメス・ザ・インフィニティ》を相手に送り付けたのち、こちらから何度も戦闘を仕掛け攻撃力を無限に向上させた後で、攻撃力参照バーンカードを使い相手のライフを一気に刈り取るのが狙いのデッキなのです!
こちらが構えるは終身名誉自爆特攻戦士長。
何度戦闘破壊されても蘇るので、もはやゾンビと言えるレベル。
理論上、無限に攻撃力が上がり続けるのであればライフが1万あろうが40億だろうが5千兆だとしても関係ありません。
一体どんな盤面でそんなことが出来るのか??
コンボ達成時の盤面イメージはこんな感じでございます。
なんだかコンボデッキっぽいぞ!
しかしながらこの盤面を形成するためにはいくつか解決しなくてはならない問題があります。
①《ギガンテックファイター》の攻撃力が《エメス・ザ・インフィニティ》のそれを上回っていること
②コンボ達成に必要なパーツが多いこと
③連続攻撃の戦闘ダメージをケアする手段が必要であること
④《エメス・ザ・インフィニティ》を送り付ける手段を安定させること
などなど…
解決すべき点がたっぷりですがレシピなど通じて解説していきます!
デッキレシピ
こちらがデッキレシピです。
40枚ぴったりに出来てないのが非常に歯痒いです。
先ほど説明したコンボを実践する上でどのような動きが必要か、どういった準備を行っていくのかについていつものようにカードの役割を採用理由とともに解説していきます。
最新レシピにはシロクロイド入れてます✋
各カードの役割
バスターの役割
→《エメス・ザ・インフィニティ》の効果起動トリガーである"戦闘破壊"を数多く達成すべく、戦闘破壊後に自身を蘇生できる《ギガンテックファイター》を採用。
《ギガンテックファイター》をお手軽に出力するための手段として「バスター」関連カードを採用しています。
《ギガンテックファイター》はその進化体である《ギガンテックファイター / バスター》が破壊された時の効果だけでなく、今回《エメス・ザ・インフィニティ》の送り付けを行うためにも採用している《分かつ烙印》で後から手軽に蘇生が見込めるので序盤は最優先で出力します。
先ほどの画像の通り「バスター」の展開は《サイキック・リフレクター》1枚から始められる展開なので《緊急テレポート》や《ワンフォーワン》といったカードを用いて召喚権を使用せず動ける点は勿論、《バスターモード》により《ギガンテックファイター / バスター》の特殊召喚も視野に入りますので特殊召喚成功時の効果でさらなるコンボへつなげていきます。
2体の戦士族モンスターを墓地に送る効果については《焔聖騎士ーローラン》と《E・HERO シャドーミスト》を墓地に落としておくと…
●《E・HERO シャドーミスト》
→「HERO」モンスターをデッキからサーチする。《E・HEROスピリット・オブ・ネオス》なら相手の攻撃宣言が必要ですが特殊召喚しながら《融合》のサーチが出来るので、その先の展開として返しのターンでの《ガーディアン・キマイラ》まで見込めます。《E・HEROソリッドマン》なら《融合》や《烙印開幕》など魔法カードの効果で墓地へ送られた場合に墓地の「HERO」を蘇生するといった動きも可能です。
《E・HERO シャドーミスト》を蘇生して《マスクチェンジ》を持ってくることも一応出来ます。
●《焔聖騎士ーローラン》
→墓地へ送られたターンのエンドフェイズに装備魔法をデッキから手札に加えれるので、融合モンスター蘇生用の《再融合》や《E・HEROスピリット・オブ・ネオス》に装備できる《フェイバリット・ヒーロー》へ繋ぎます。
というわけで、だいたいは上記の動きのどちらかに落ち着きます。
今回のデッキでキーカードとして採用しているフィールド魔法もありますので、そこへの道が繋がるのはかなり便利です。
相手に攻撃の強制まで出来ればベストでしたが、攻撃力が高いなどシンプルに強力なカードでねじ伏せられることも珍しくないので防御手段が確保できるというだけで良しとします。
※今回は採用に至りませんでしたが「焔聖騎士」モンスターを送っておけば墓地から装備することで《ギガンテックファイター / バスター》に戦闘破壊耐性や効果破壊耐性、あるいは効果対象耐性などあらゆる耐性を付与しギガンテックビートもできるぞ☆
烙印の役割
→《烙印融合》1枚から始まる悪魔の様な連続融合召喚は皆様も既にご存知でしょう。
展開の終着点になりがちな《氷剣竜ミラジェイド》を特殊召喚できるだけでも十分強いのですが、特筆すべきはその動きの流れでコンボに必要な《分かつ烙印》の場へのセット、蘇生対象となる《エメス・ザ・インフィニティ》の墓地送りが一気に可能になる点です。
手順は下記の通り。
《氷剣竜ミラジェイド》の除去効果を相手ターン中に発動することでEXデッキから墓地へ送られた《烙印竜アルビオン》の効果が発動し《分かつ烙印》が相手エンドフェイズにセットされます。
返ってきた自分のターンですかさず発動し《ギガンテックファイター》を自分の場に《エメス・ザ・インフィニティ》を相手の場に送りつけ、コンボに必要なモンスター2体の準備が整います。
※なお《烙印融合》は「発動するターン融合モンスターしかEXデッキから出せない」縛りがあるので、発動前のターンまでに《ギガンテックファイター》の準備を済ませておかないと、コンボを決めるまでにタイムラグが発生してしまいます。
魔法 / 罠カードの役割
→セットカードを破壊から守りながら任意の魔法・罠カードをセットしてくれる《天獄の王》の存在もあるので、そのトリガーとなるカードも含めデッキ内の半分以上の枚数を占めています。
罠カードに関しては正直あまり説明が要らないものが多いのですが、コンボパーツを揃えるための通常罠カード、それらを持ってくるための《トラップトリック》に加えて展開に必要な《バスター・モード》さらには最後のバーンを行う《ディメンション・リフレクター》といったところでしょうか。
魔法カードに関して言えばキーカードである《チキンレース》は自身のライフを削りながらドローソースとして活躍してくれるほか、自分のライフが相手より低いときに自身へのあらゆるダメージを0にするというと~~っても大事な役割を担っています!
記事の序盤で触れた《ギガンテックファイター》の攻撃力が《エメス・ザ・インフィニティ》を上回ってしまうという問題を覚えていますでしょうか?
その問題の解決策はいたってシンプルでこちらの低ステータスモンスターで攻撃を仕掛け《エメス・ザ・インフィニティ》の効果をむりやり発動させて上回ってもらう、もしくは安定性は低いですが生き残っている《E・HEROスピリットオブネオス》を《マスクチェンジ》で《M・HERO 光牙》に変身させて《ギガンテックファイター》の攻撃力を下げることの2点のみとなります。
《チキンレース》適用下でこちらのライフが相手より少なければ自分のモンスターによる《エメス・ザ・インフィニティ》への自爆特攻の際に一切ダメージを気にしなくてよいだけでなく、相手のライフを超えるように上昇した《エメス・ザ・インフィニティ》の攻撃力分のダメージを1回与えて削りきる狙いなので《チキンレース》の効果が適用され劣勢の相手を守ってしまうということもありません。
相手の攻撃で負けそうなときにはバトルフェイズ中に《メタバース》経由で発動し相手によるダメージを軽減する防御目的の使用も出来ます。
以上がメインデッキ内の解説になります!
エクストラデッキについて
エクストラデッキの内容についても1枚1枚の役割を簡潔に解説していきます!
①《クロシープ》
→融合モンスターを多く採用しているため蘇生効果が狙えそうなこと、あとは《エメス・ザ・インフィニティ》への自爆特攻用にステータスが低く素材の緩いリンクモンスターという点も採用の理由。
②《ブルートエンフォーサー》
→こちらも比較的素材が緩く出しやすい点に加え《エメス・ザ・インフィニティ》のような墓地にいてほしいカードが手札に来てしまった場合にそれを墓地に落とす手段として採用。
③《武神姫-アハシマ》
→このデッキでは場に☆4モンスターが場に2体並ぶことはほとんどないです。
しかし手札と墓地でそれぞれ対応するモンスターが揃うことは多いのでエクシーズ召喚のサポートとして採用。
④《転晶のコーディネラル》
→今回は相手の場に自分の墓地からモンスターを送りつける想定なのでコンボに必須のカードではないものの、コンボで肝心のバーン効果が無効化された場合の保険として、相手の場でムッキムキに育て上げてしまった《エメス・ザ・インフィニティ》を自分の場に里帰りさせます。
尋常ではない攻撃力の《エメス・ザ・インフィニティ》も見たいですが、それ即ちコンボが失敗してるので見たくないジレンマ。
⑤《赫灼竜マスカレイド》
→《分かつ烙印》に必要なコストである融合モンスターとして場に供給しやすいモンスター。相手の行動に対してライフを徴収する効果は勿論、自身の効果でタイミングを選んで蘇生できるのはやはり強いですね。出力の優先度は低いですが既に《分かつ烙印》や《融合》が手札にあり融合モンスター以外の準備が整った場合には優先するときもあります。
⑥《烙印竜アルビオン》
→《烙印融合》1枚から始まる連続融合召喚展開の中継点。
その後は《氷剣竜ミラジェイド》の融合素材としてEXデッキにいったん戻り《氷剣竜ミラジェイド》の効果で再び墓地に送られるというせわしない動きをします。
⑦《神炎竜ルベリオン》
→《烙印竜アルビオン》の効果で融合召喚されるモンスター。自身の効果で《氷剣竜ミラジェイド》の融合召喚に繋げるモンスター。新弾に登場する「ビーステッド」もこれくらい制約をつけて欲しいものである。
⑧《氷剣竜ミラジェイド》
→このカードに課せられた重大ミッションは相手ターン中に《烙印竜アルビオン》を墓地に落とし《分かつ烙印》をデッキから直接セットすること。TUEEEEE。
⑨《ガーディアン・キマイラ》
→盤面解決能力が…高すぎるっピ( ・ε・)!
せっかく《融合》をサーチできるので、余すところなくこのカードの効果を使えるのであれば使わなきゃなと…ご覧の通り融合モンスターなので相手の盤面に干渉したあとは《分かつ烙印》のコストになってもらいます。
⑩《M・HERO 光牙》
→《マスクチェンジ》とかいうカードを引き当ててかつ《E・HEROスピリット・オブ・ネオス》が場にいてようやく出せるモンスター。
表向きの採用理由は《ギガンテックファイター》の打点を下げてステータスを気にせず直接自爆特攻させるためです…が正直信頼度は低い。素材となった《E・HEROスピリット・オブ・ネオス》を自身の効果で除外することで相手モンスターの攻撃力を2500ダウンできるので単体で戦闘を行った方が早い場面もあるかもしれない。
ご覧の通り融合モンスターなので…(以下略)
⑪《No.39 希望皇ホープ・ダブル》
→《マスター・ピース》の効果で墓地から素材引っ張りながら場に出てきます。
効果で《CNo.39 希望皇ホープレイV》を自身に重ねて特殊召喚できるのでX素材に「ホープ」を指定する追加効果も使えてすごく便利。地味に強いですよこの動きは。
《ダブル・アップ・チャンス》を引いちまったらこのルートが絶たれますので、全力で《ディメンション・リフレクター》の発動に切り替えます。
⑫《CNo.39 希望皇ホープレイV》
→このデッキにおける最後を飾るカードの候補。相手の攻撃力(フィールド上)を参照したバーン効果は強力で幾度の戦闘を経て上がりに上がった《エメス・ザ・インフィニティ》の攻撃力分のダメージを相手にぶつけます。
→《CNo.39 希望皇ホープレイV》によるバーンでデュエルを締めくくるのが理想ではあるんですが、コンボが未遂に終わった時の保険として《CNo.39 希望皇ホープレイV》を蘇生しつつエクシーズ素材も確保してくれるこのカードを採用。
X召喚扱いで出してくれる《No.39 希望皇ホープ・ダブル》に頭が上がりませんわ~
⑭《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》
→今回のコンボは自分ターンに勝利を狙うのですが、相手ターン中に《マスター・ピース》→《No.39 希望皇ホープ・ダブル》の流れで出てきて強く機能するカードが欲しいなと思っていたので、その役割としても採用。
⑮《ギガンテックファイター》
→今回のデッキの要。出力自体は簡単であり一度除去された後の場への供給も《分かつ烙印》であっさり解決!
しかし肝心の《エメス・ザ・インフィニティ》と対峙した際にステータスの都合上、こちらの攻撃力の方が上回ってしまうので要注意です。
先に他の仲間に突撃してもらうなりして《エメス・ザ・インフィニティ》の攻撃力を上げてしまいましょう。
以上がエクストラデッキの解説でした!
おわりに
ここまで読んでいただき有難うございました!
今回のデッキはコンボの実現を目指すのは勿論のこと、コンボが出来なかったら何もできずにズルズル終わるといった事態にならないようにしようという狙いが少しは実現できてるような気がしています。今のところパワーカード頼りですが💦
普段使わないカードにも目を向けることが出来て良かったです。
《チキンレース》がこんなに強いとはね(当社比)
デッキ名は「オートスコピー」と言います。
後から知ったのですが初音ミク楽曲の中に同じ名前のものがあるそうですね。
ちなみに本来の言葉の意味は下記の通り。
医学においては、自分の姿を見る現象(症状)は「autoscopy(オートスコピー)」と表され日本語で「自己像幻視」と呼ばれる。
これはいわゆる「ドッペルゲンガー」について医学的に説明する際に使われる言葉なのです。「ドッペルゲンガー」といえば自分の姿とうり二つの存在で、遭遇すると死や災難が降りかかると言われています。
《ディメンション・リフレクター》という名の鏡をもって自身の姿を見てしまったが最後、エメスの爆増した攻撃力を参照したバーンダメージで相手ライフが消し飛ぶという構図もいい具合にマッチしてるような、そうでないような
ここ最近はコンボデッキと言える代物を組めていなかったので、今回に関しては自分の中でもけっこうな無茶難題なコンボを「実現はできる形」に落ち着けせることが出来たことは少しだけ嬉しく思います。
とはいえやることは山積みで特にコンボの安定感を上げていかなきゃならんので、実質スタート地点に立っただけですね。笑
Discord等でデッキの相談させていただいた際にアドバイスいただいた皆様、有難うございました!
話しているだけでも刺激になりますし存在を知っているカードの見え方も大きく変わりました!
今後はこのデッキに実戦経験を数多く積ませていきたいのでリモートでの対戦等で多く使っていこうと思います!
このデッキについての感想やコメントなどございましたら、紹介ツイートのいいねやリプライ、引用RTなどで様々なご意見や反応もらえますと、と~~~~っても嬉しいです!!!
今は別のスリーブに詰めて調整していますが、ある程度実践を経て使える目処がたったらシンプルかつスタイリッシュな「ミソのデュエルのミソ オリジナルスリーブ」に詰めようと思います!
エメス…エムェス…エム…M!!