ご挨拶
皆さん、こんにちは!
先日は中秋の名月でしたね🌕
(記事を書いてる時期をお察しください…)
どんなに忙しくてもお月見はきちんと団子とセットで行ないたいパピヨンです🐶🍡
さて、今回はデッキ紹介を行っていこうと思います!元々やりたいと考えていたコンセプトに、他のデッキビルダーの方の動画を拝見して盛り込んだアイディアで完成したデッキですので、よろしくお願い致します!
デッキの概要
今回のエースモンスターはズバリこのカード …
《花札衛-雨四光》です!!!!
既にご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、簡潔に効果をまとめると…
①自身を含む自分の場の「花札衛」モンスターに効果破壊耐性を永続的に付与する効果
②相手のドローフェイズに1500のバーンダメージを与える効果
③相手エンドフェイズに次の自分のドローフェイズをスキップする。もしくは次の相手スタンバイフェイズまで自身の効果を無効にするという強制発動のデメリット効果
以上3つの効果があります。
目指すところはやはりこのなんとも魅力的なドローフェイズの1500バーンダメージを利用して勝利を掴む!!というのが浪漫もあり面白いかなと感じましたので、、、
「花札衛」に頼らず雨四光のバーンで勝ちたい!
というのが今回のデッキのコンセプトです!
ただ、雨四光が登場したのはもうかなり前になりますので勝ち筋としてバーンで勝つというコンセプトは既に多くの方が研究・着手されている印象があります。
最近のカードも組み合わせた構築にしてみましたので、課題とその克服までの内容も併せて紹介していこうと思います!
花札衛について
何とかして雨四光を「花札衛」以外で使いたい…あわよくばエースに据えて勝利したいという欲望を叶えるべく構築がスタートしました。
ただ、そうなってくると意識しないといけないのがこの雨四光のシンクロ召喚の条件…
チューナー + チューナー以外のモンスター3体で☆8
「……出すの難しすぎんか??」
特殊召喚条件がなぜこのように設定されているのかは「花札衛」というテーマ内のチューナーに秘められた特殊な効果に紐付いています。
なので一旦「花札衛」についてサラッと解説していこうと思います!
文字通り〝花札〟をモチーフにしメインモンスターとシンクロモンスターで構成されており、大まかな動きとしてはデッキトップをめくり「花札衛」であれば特殊召喚できるという共通効果で特殊召喚を重ねながら大量展開していくテーマになります。
実際の花札の種類と照らし合わせてモンスター名やレベル、さらには攻撃力を設定しており忠実に再現した非常に魅力的なテーマとなっています!
皆さんお世話になっているであろう遊戯王wikiにも詳しい説明がございますので、お時間のある方はこちらからもどうぞm(_ _)m
《https://yugioh-wiki.net/index.php?%B2%D6%BB%A5%B1%D2》
…時を戻そう。
その中で「花札衛」チューナーモンスターにはシンクロ召喚を行う際に自身を含むシンクロ素材モンスターのレベルを2として扱うことが出来るという特殊な効果を有しています!
この為、展開した4体の「花札衛」モンスターを利用してチューナー+チューナー以外のモンスター3体という縛りを 2 × 4 = 8 という計算でレベル8モンスターである雨四光をシンクロ召喚出来るのです!
上記の効果を使えば《飢鍔竜アーケティス》や《水晶機械巧 グリオンガンド》といったシンクロ素材の数を参照するモンスターがどえらいことになりそう!
と期待したのも束の間、そこは流石にガバガバに悪用出来ないように一部のモンスターには効果を使用したら花札衛しか出せなくなる制限まできっちりついています(笑)
「花札衛」と他テーマとの共存はデッキビルダーとしての腕の見せどころになりますね( ᵕᴗᵕ )
課題と克服のためのアプローチ
話が長くなりましたが、課題としては
①雨四光のシンクロ召喚の条件が厳しい、「花札衛」以外を利用するとなると工夫が必要
②雨四光のデメリット効果の克服をしないことには手詰まりが予想される
この2点が挙げられます。
特にバーンで勝つことを考えた際に効果を無効化させていては元も子もないですね。なのでドローを出来ないデメリットに対しての策を講じる必要があります。
課題①:雨四光の特殊召喚方法
雨四光のシンクロ召喚と手札の補充の安定性を上げる…先程お話した2つの課題をひとつずつクリアするための案を考えていた時に私の脳内に突如、ジョジョパパ(初代)が現れ、こう告げました。
…逆に考えるんだ。
「シンクロ召喚しなくてもいいさ」と考えるんだ…
そうなのです。雨四光の効果は自身がフィールドに存在しさえすればよいので、シンクロ召喚された状態が必要条件にはならないのです。
つまりわざわざ工夫してシンクロ召喚しなくても良いという結論に至りました。
「ずる」「楽な道」言われればそれまでですが、型にハマらない…自分のブログ内での言葉を用いるならステレオタイプに囚われないために発想は柔軟にしていきたいものです( ˇωˇ )
こうなってくると話は一気に簡潔になります。あとはエクストラデッキから無条件でシンクロモンスターを出せるカードを探してしまえば良いので、今回のデッキでは下記のカードを採用しました。
破壊されて旨みがある《やぶ蛇》そして…
《Sin パラダイム・ドラゴン》
そう、ここが今回の構築完成にいたる大きなポイントです!
先日YouTubeで拝見した《ミソのデュエルのミソ》さんのデュエル動画でドリルフィールドさんが利用されていたデッキからアイディアを拝借した形になります🙇
動画のURLを添付しますので、こちらも参考までにどうぞ(꜆ ˙-˙ )꜆
<https://youtu.be/RKkGKN6gQJw>
※サムネイル画像の利用、リンクの掲載など許可をいただいております。
《Sin パラダイム・ドラゴン》は除外されているレベル8シンクロモンスターをエクストラデッキに戻し、特殊召喚するという効果を持っているのですが…
「なるほど《Sinスターダスト・ドラゴン》の特殊召喚のために除外された《スターダスト・ドラゴン》を特殊召喚する効果か〜」
とテキストを読んでいたら、それだけでは無いことに気が付きました。
なんと、特殊召喚するシンクロモンスター自体は全てのレベル8シンクロモンスターに対応しているというのです!!
(※召喚条件がシンクロ召喚に限られるものは除く)
なんという汎用性!!可能性の塊だ!!!
シンクロモンスターを除外する手段は様々ですが、僕は今回のデッキにおいては個人的には《醜愛のウヴァループ》《リンク・アップル》などが非常に扱いやすいところかなと考えて今回のデッキに採用しました!
課題②:手札補充のギミック
そして手札を増強できる方法を組み込んでいくのですが、安定してドローに繋げる意味でも《ハイレート・ドロー》そして《無謀な欲張り》《強欲で金満な壺》《チキンレース》など利用しています。
なかでも、《ハイレート・ドロー》については併せて使いたいモンスターをご紹介させていただきます、それがこちら《機巧牙 御神尊真神》です。
ざっくり効果をまとめますと、
除外されたカードが6枚以上あればリリース無しで召喚でき、召喚成功時に攻守ステータスが同じモンスターをサーチできる効果に加え、自身が破壊された場合に除外されているカードを6枚までデッキへ戻すことが出来るという除外からの帰還に対して新たなアプローチが出来るモンスターです。
《ハイレート・ドロー》と組み合わせて下記のような動きが出来るのでご紹介いたします。
1.《強欲で金満な壺》で6枚裏除外が溜まった状態で《機巧牙 御神尊真神》を通常召喚。《マジシャンズ・ソウルズ》をサーチ。ソウルズを自身の効果で特殊召喚。手札の《ハイレート・ドロー》を墓地に送りワンドロー。
2.相手ターンに墓地の《ハイレート・ドロー》を発動し、《機巧牙 御神尊真神》を破壊し再セット。その後、破壊された《機巧牙 御神尊真神》の効果で最初に除外された6枚をデッキへ戻す。
このように手札の消費もおさえつつ除外からの回収がかなり容易になるので、《トラップ・トリック》の発動のために除外した通常罠カードなども安定してデッキに戻して何度も使い回すことが可能になります。
雨四光の効果も相手エンドフェイズに発動する効果なので、相手ターン中にデメリット効果が発動する前に《ハイレート・ドロー》で破壊してドローに変換することでデメリットの回避も可能になります。
コンボ紹介
さて、ここまででデッキのおおまかなかたちができあがりました。打点の高いsinモンスターで場を維持しつつドローを重ねて雨四光のバーンで勝利というイメージが固まっていきました。
ここからは実際に組み込まれているコンボをいくつか紹介していきます!
ドローフェイズ、5500バーン!
「あら、雨四光は1500バーンではなかったっけ?おいおい、誤植か~~???」
と思った皆さん…
今更ですが1500バーンだと8000というライフを削り切るには長くターン数が掛かってしまいますよね!(単純計算でも6ターン)
何かもうひとつ1発の火力を上げた動きにしたい…そう思った矢先に見つけたのがこのカード達…
《Emスティルツ・シューター》《メテオ・プロミネンス》
それぞれおおまかに効果を纏めますと、《Emスティルツ・シューター》は相手へのバーン効果が発生した時に自身を除外して2000ダメージを与えるというもの(要:墓地に他Emモンスター)
そして、《メテオ・プロミネンス》は相手のライフが3000以上の場合に2000ダメージを与えるという通常罠カードです。
(要:手札コスト)
すなわち雨四光の1500バーン効果に対して墓地で《Emスティルツ・シューター》が自身を除外してチェーン発動。そしてセットしていた《メテオ・プロミネンス》を発動すれば、
チェーン①:雨四光の1500バーン
チェーン②:スティルツ・シューターの2000バーン
チェーン③:メテオ・プロミネンスの2000バーン
で合計 5500ダメージとかなりの火力が見込めます!
墓地で発動する効果なので、墓地に安定的に送る必要があるのですが墓地送りは《マジシャンズ・ソウルズ》の特殊召喚効果でデッキから直接墓地に送ることでまかなえます。
そして、《メテオ・プロミネンス》は素引出来なくても《トラップ・トリック》からアクセスさせることで速度を補うことが可能です。
※しかも《マジシャンズ・ソウルズ》の攻守は( 0 / 0 )で《機巧牙 御神尊真神》のサーチ範囲内ですので、それぞれのカードも噛み合い出しましたね😉
起点は《機巧牙 御神尊真神》
先述した通り《機巧牙 御神尊真神》の召喚時のサーチ効果を状況に応じてサーチ先を変えながら戦っていきます。
例えば…
・《Emスティルツ・シューター》を墓地に送りたい⇒《マジシャンズ・ソウルズ》
・シンクロモンスターを除外したい⇒《リンク・アップル》
・Sinモンスターを持ってきたい⇒《Sinパラダイム・ドラゴン》《Sinトゥルースドラゴン》
というようにこの役割の分かれたカードを状況に応じてサーチして目指すコンボへのルートを確立していきます!
今回のデッキでは《Sinパラドックス・ドラゴン》以外の全てがレベル8シンクロモンスターで構成される都合上、《リンク・アップル》はエクストラから高い確率でレベル8シンクロモンスターを除外して《Sinパラダイム・ドラゴン》の効果発動条件を満たしつつ確実にワンドローに変換してくれます。
《ハイレート・ドロー》ループ
このデッキでは上記のモンスターを含む特殊召喚モンスターが多く《ハイレート・ドロー》を使う上で2体以上のモンスターの展開を補助しているので、安定的に発動させることが可能です。
また《ハイレート・ドロー》の墓地効果を利用し相手ターン中に《機巧牙 御神尊真神》を破壊すれば除外カードの回収ができるので、墓地効果で再セットした後に発動して除外される《ハイレート・ドロー》もそのままデッキへと戻すことが可能です!
さらには《Sinパラダイム・ドラゴン》を破壊することで手札・墓地から《Sinトゥルースドラゴン》の特殊召喚にもつなげることも可能です。
発動後、自陣をがら空きにしがちなこのカードですが、攻守5000のモンスターが棒立ちしてくれるので耐性がないとはいえ、少しは安心できますね!やはり打点は正義!()
デッキレシピ
ここで今まで解説したカードも含めたデッキレシピをお見せいたします!
必要なパーツを引き込むために多数あるドローソースを利用し、ギミックに必要な攻守が同じモンスターをサーチでき、すべての起点になる《機巧牙 御神尊真神》や《強欲で金満な壺》をなんとか手札に加えて盤面を整えます。
うまくコンボパーツが手札に加わらない時でも《Sinパラダイム・ドラゴン》の棒立ちや《チキン・レース》《Emダメージ・ジャグラー》によるダメージ軽減で1ターンで死なないように立ち振る舞います。
《チキン・レース》があれば大半の相手はドロー効果を選択すると思うので、相手に悟られることなく自然に相手ライフを雨四光達のバーン効果で焼き払えるダメージ圏内に追いやって、コンボパーツが整い次第、バーンでフィニッシュできるようにデュエルを進めていきます。
雨四光以外にもバーン効果を持つ《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》も場に呼び出せるので、勝ち筋としてはバーンの他にSinモンスターの高打点で上からたたく、《クリスタルウィング・シンクロドラゴン》や《DDD呪血王サイフリート》で封殺する等、様々なパターンがあります!
あと、説明できてないところで言うと素出しできるようにチューナーも入れていますが、ウヴァループ1体のみだと心許ないのも相まって、攻守が等しく《機巧牙 御神尊真神》のサーチ先になり、シンクロモンスター《絶火の竜神 ヴァフラム》にもアクセスしやすい《絶火の大賢者ゾロア》を採用しました!
おわりに
いかがでしたでしょうか。今回は《花札衛 雨四光》を使いたいという点からスタートしSin(シン)やEm(エンタメイジ)にマギストスなど様々なカテゴリのカードを組み合わせてることで最終的には場況を整えながらバーンで勝利を目指すデッキになりました。
構築してる中で、カテゴリ外のカード同士が徐々にシナジーを強めていけたので最近の中では我ながら比較的に上手く作れたデッキかなと思います( ᵕᴗᵕ )
バーンで勝つ戦術というのはどうしてもワンキルの方が評価されがちですが、今回のデッキのようにダメージを与える機会は最大でも1~2回を目指すコンボを決めるという方向性のデッキもあって良いかなと思います。
デッキ名の《篠突く雨》は同世代の方に響いてると嬉しいのですが、家庭教師ヒットマンREBORNにて登場した山本の扱う剣術、時雨蒼燕流の技名から拝借しました!
「篠突く雨」とはもともと雨が強く激しく降る様子などを表した言葉ですが、切り札となる雨四光を中心にバーンダメージを与えたり自分の場を破壊しながらバタバタと場がリセットされたり、打点で上から叩く様を激しく振る雨に例えて表現しています。
雨四光が和風なモンスターですし、なかなかデッキ名も合ってると思います!
(※鬼滅の刃の水の呼吸の技名にしようか悩んだのは内緒♡)
「よし、楽しくデッキ紹介できたな」
久々のデッキ紹介で長い記事になりましたが、最後まで読んでいただいた方もそうでない方もありがとうございます!
皆さんに支えられて何とかブログの執筆を続けることが出来ております。
ご意見・感想・その他諸々コメントやTwitterでのリプなどでお待ちしています!
意見を取り入れ、少しでもより良い記事にしていけたらと思います!
それではまた次回の更新をお楽しみに(*´∇`)ノシ
P.S.
まさかマハーヴァイロに新規が来るとは…(笑)
前回の記事でも触れた〝装備カード〟というところにもどんどん強化が来ているので、構築の幅が広がっていきますね!
個人的には焰聖騎士下級モンスター達で墓地から装備して効果を適用していくとやりやすいかな〜と思っていますが、面白い使い方をしていきたいものですね( ◜௰◝ )