ご挨拶
こんにちは!パピヨンです。
8月末ではありますが気温は夏真っ盛りで酷暑続きの毎日、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?快適に過ごす工夫などされていますか?
私はいわゆる火の国、熊本県にただいま在住しているのですが、昨日も気温37度を超える地域もありました…全国的には40度を超える地域もあるそうな…あな恐ろしや:( ◜◒◝ ):
一昔前は冷房のつけっぱなしは悪みたいな風潮がありましたが、最早この異常気象では脱水症状に陥るリスク等も考えれば損というものです!健康第一で余裕のある範囲で皆さん我慢は控えて、納涼に努めましょう🍧
※僕はというと必要経費と割り切って毎日冷房プラス扇風機(筒型がおすすめ)で寝苦しさの解消に努めてます( ᵕᴗᵕ )
さて今回はデッキビルドの創意工夫を養う意味でタイトルにもありますが、固定観念(ステレオタイプ)に囚われ過ぎないための意識であったり自分の考え方についてお話をしていこうと思います!
目から鱗の瞬間
コンボデッキを構築するにあたり他の方のデッキなどを見て感心する・「すごい!」と感じるポイントは一体どのようなところにあるのでしょう?
おそらくほとんどの方が、
自分では思いつけなかったコンボを見た・既存カードを自分の想定外の使い方をされていた・使ったことの無い(マイナー)カードを使用されていた
時などに感じるのではないでしょうか?
総じて自分の固定観念の中には無かった方法を目の当たりにして衝撃を受けたことに起因すると考えられます。
その衝撃は斬新であればあるほど、皆さん一人一人にとてつもない印象を与えている筈です。
その印象は色濃く残り、魅力として昇華され、そのデッキ…ひいてはその人自身の独創性に対しての魅力へと繋がっていくのです(自論)
なぜ固定観念に囚われるのか
ではなぜ、そもそも固定観念に囚われてしまうのでしょうか?
現在、遊戯王では10,000種以上のカードが取り扱われていますが、時の流れとともに日々新たなカードがどんどん増えています。
その中でいわゆる汎用カードと呼ばれるものもあれば、テーマ内の専用サポートカードと呼ばれるもありますよね。
汎用カードはどのデッキにも混ぜれる便利さとそこから派生するギミックの多さや安定感ゆえにデッキ構築の際に初動のルートや大まかな軸を形成する上で非常に役立つ機会が多いと思われます。実例をいくつか紹介します。
(例)
→リンク召喚成功時の効果でアストログラフ・マジシャンをエクストラデッキに加え、アストログラフを手札に回収しながらサーチやドローを絡めた動きができる。ペンデュラムを扱うデッキに欠かせない存在だということは言うまでもないですね。
②水晶機巧(クリストロン)ハリファイバー
→今やメタビも含めどのデッキにも入るカードと言っても過言では無いですね。リンク召喚成功時のチューナーを特殊召喚する効果でブンボーグ001を特殊した後での幻獣機アウローラドンへの展開は今や鉄板の動きですね。
③焔聖騎士リナルド
→装備魔法の申し子。特殊召喚可能、戦士族という種族に最近強化が著しい「聖騎士」テーマ、レベル1でチューナーとして扱うことも出来る効果と色々盛りすぎな男。聖騎士の追想イゾルデのサーチ先やリンクリボーやハリファイバーに姿を変えることも出来る単価高すぎモンスター(当社比)
書籍付録のパワーの差の怖さをひしひしと感じます…
逆に専用のサポートカードもカードとしてのパワーは高いのですが、そのパワーの高さからテーマ名の召喚制限がかかる、効果の適用がテーマ内のモンスターのみに限られるといった限定的な効果故に汎用カードと比べると、どのデッキにも入るという使われ方はしにくい特徴があります。
以上の点からあくまで相対的に汎用カードについては登場の機会も多く効果も含め使用方法などの工夫も踏まえて研究されやすいですが、専用サポートカードやマイナーカードに該当するカードは汎用カードと比較すると、研究される機会が少なく効果も細部まで確認が出来てないこと等が要因で独創的な動きやギミックが確立されにくいのではという風に自分は考えています。
ただ、今となってはそれも昔のお話、最近ではテーマ専用サポートカードのように見えて汎用性を内包したカードというものも多く存在します。今回はその中で自分が実際使用している例をいくつか交えながら、ご紹介していこうと思います!
こんな使い方もできる!個人的もっと皆さんに知って欲しいカード3選
①叛逆(はんぎゃく)の堕天使
まず1枚目は「叛逆の堕天使」です。
RISE OF THE DUELISTで強化された堕天使テーマの融合をサポートする通常罠ですね。
テーマ内の動きでは「堕天使ルシフェル」を素材に「黎明の堕天使ルシフェル」への融合に繋げる動きを想定されていますが、実はこのカード…融合先は堕天使ではなく、闇属性としか限定されていません。
おやおや?何やら嫌な予感が…
そう、実はこのカードコストとしての堕天使モンスターと融合素材さえ確保出来れば闇属性の融合モンスターは何でも(コンタクト融合など1部例外あり)出せてしまうのです!
しかも通常罠カードなのでトラップトリックにも対応し、相手ターンに融合召喚を行うことが可能です(p*`・ω・´*)q
実際、自分が組んでいるデッキでは「暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ・トリニティ」や「捕食植物融合モンスター」達を融合召喚しています!
まずノヴァトリニティ(全部書くと長いので省略)は素材として「暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ」3体を要しますが、デッキに「方界降世」や「方界胤ヴィジャム」「素早きは三文の徳」などを採用することで手札に比較的簡単に集めることができます。自分のデッキではヴィジャムなどは採用せずクリムゾン・ノヴァ3体のみを入れて浪漫枠としている感じです!
また捕食融合モンスター達については、堕天使デッキは闇属性のみでレベル8以上のモンスターも多いので融合素材に困りにくい点などから採用しています。召喚権が余ることも多いので、「捕食植物サンデウ・キンジー」を採用することで初ターンから融合召喚していけることも利点となります!
勿論他にも対応しているモンスターはいるので、堕天使デッキにアンデット要素を混ぜることができれば「冥界龍ドラゴネクロ」といったモンスターも出すのは容易かと思います。夢が広がりますね(`-ω-´)✧
②ZW(ゼアルウェポン) - 阿修羅副腕(アシュラブロー)
続いて2枚目は「ユニオン・キャリアー」の登場や(焔)聖騎士の強化以降で注目されている装備カードとして推したいのがこのカード。正直これに関しては既に知っていると言う方も少なくないと思いますが…
本来は「希望皇ホープ」モンスターに装備して打点を1000上げる効果に加え、装備モンスターに全体攻撃を付与することが出来ます、装備モンスターに…装備モンスターに(大事なことなので2回言いました)
そう、実はこのカードは装備されてる状態ならどのモンスターにも全体攻撃を付与することが出来るんです!!(※完全耐性など1部例外あり)
「ユニオン・キャリアー」で手札・デッキから任意のモンスター(属性か種族が一緒であれば良い)に対して直接装備が出来るようになったので、自分の目には炎属性、もしくは天使族モンスターを見たら「あ、1000打点あげて全体攻撃出来るわ…強い…」と勝手に解釈しています。
個人的な装備対象筆頭候補は「天空聖騎士アークパーシアス」ですかね〜
ストラクチャーデッキR天空の聖域でエースとして君臨するモンスターですが、その特徴はなんといっても守備貫通で戦闘ダメージを与えた時にパーシアスカードかカウンター罠サーチをできる点にあります。盛りすぎですね。
しかもレベルは9なので自身の特殊召喚効果だけでなく「星遺物の胎動」などからアクセスすることも出来る超便利な子です。
阿修羅副腕を装備すれば打点は3800にまで跳ね上がり、守備貫通、しかもダメージを与えれば妨害札をサーチ出来るという優れもの。
驚くなかれ、しかもこのサーチはターンに1度の制約がないので全体攻撃で5体のモンスターを撃破すれば5枚のサーチが可能になります!
カウンター罠を多く採用するとなると、どうしてもメタビ系統のデッキになってしまうと思うので、構築を縛られたくない場合には「天空勇士ネオパーシアス」を装備対象にして戦闘破壊毎にワンドローに変換するというのも充分強い動きになるかと思います。この効果もターン1はついて無いという…怖い怖い
(「天空の聖域」があれば自身の効果で打点が上がり続けるのでそのターン中に決着は着いてしまいそうですが…)
あくまで上記は一例ですが、炎属性・天使族以外にも「リプロドクス」や「DNA改造手術」、「闇黒世界-シャドウディストピア-」などで場のモンスターの種族や属性を変更出来れば様々なモンスターに阿修羅副腕を装備して強化を施すことが可能になります。
皆さんの大好きなエースを強化させましょう!!
③ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン
最後のカードはこちら!
このカードは闇属性ドラゴン族モンスターと獣族モンスターを融合、もしくはリリースすることで特殊召喚できる融合モンスターです。そして何より特徴的な効果が、戦闘で相手モンスターを破壊した場合に素材にした獣族の攻撃力分のダメージを与えることができるという点です。
何とかギミックとして確立させたい…ダメージを大きく出来ないか…
それを考え続けてたどり着いたカードが「ミニマム・ガッツ」でした。
ご存知の方はいらっしゃるでしょうか?
上げてきた中では1番マイナーなカードかも知れません。
ただ、一昔前には「古代遺産マシュマック」を利用したワンキルパーツとして機能していたこともあるので、もしかしたらその名残りでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。
このカードは端的に申し上げると、戦闘補助&バーンダメージの2つの目的を持ったカードです。味方のモンスターをリリースして発動し相手のモンスターの攻撃力を0にします。そしてそのカードが破壊され墓地に送られたら元々の攻撃力分のダメージを与えることが可能になります。
例えば攻撃力3000のモンスター(A)が相手の場に存在する時にこのカードを打った場合、自分のモンスター(B)で弱体化したモンスターを撃破するとBの攻撃力分の戦闘ダメージに加えミニマムガッツの効果を適用しAの元々の攻撃力すなわち3000ポイントのダメージを与えることが可能です。
デメリットもなく使いやすいのですが、Pモンスターなどの登場で墓地に送られる機会が減ったことなども相まって存在感が薄まったというところでしょうか。
僕はこのカードで「ビーストアイズ・ペンデュラムドラゴン」の戦闘を補助して相手に大ダメージを叩き込むデッキを組んでいます(突然の殺意の波動)
……ビーストアイズとミニマム・ガッツを上手く使いたいと思っていた時にどういう風に融合素材を用意しようかな〜…簡単に特殊召喚できて打点の高い獣族やドラゴンいないかな〜…
と悩んでいた時に、閃きました💡
未界域中心のデッキに「闇黒の魔王ディアボロス」を採用することで、ディアボロスと「未界域のビッグフット」を素材にしたビーストアイズでミニマムガッツて弱体化したモンスターを殴るとどうなるか…(この時点で興奮してゾクゾク)
・ビーストアイズの攻撃力3000(戦闘ダメージ)
・ビーストアイズの戦闘破壊後にビッグフットの攻撃力3000(効果ダメージ)
・ミニマムガッツで弱体化したモンスターの元々の攻撃力(効果ダメージ)
以上3つのダメージが発生します。
つまり弱体化させたモンスターの攻撃力が2000以上であった場合事実上のワンキルが可能になります。
タイミングを逃すか不安でしたが、公式裁定にも問い合わせし、きちんと処理できることを確認出来ました!
※証拠画像はどこかへ消えてしまいました、申し訳ないです( ᵕ̩̩ㅅᵕ̩̩ )
未界域モンスターはすべて闇属性ですし、ディアボロスはミニマムガッツのリリースに反応して手札・墓地から場に出てくるので未界域モンスターをレベル8に絞ってトレードインやチキンレースなども活用すれば必要札の確保・コンボの実行は容易かと思われます。
まとめ
以上3枚のみの紹介となりましたが、いかがでしたでしょうか?
今回紹介したカードやその使い方について初めて知った、という方もいらっしゃれば既に知っているという方も勿論いるかもしれません。
オリジナルデッキを組む皆さんは何かしらやりたいことを固めて、その実現のために様々なカテゴリやテーマのカードを活用されると思います。
大事になってくるのはカードの理解を深めること、極端にいえばカードの効果を正確に知ることです。
正確に知るというのは、テキストの通りに解釈する以上にその裏の意味まで試行をめぐらすということです。
最近のテーマであれば「メガリス」などは儀式先にテーマ名を指定する効果とそうでない効果に分かれており、いわば他儀式テーマとの共存が可能になるのです!
しかしテキストには「他の儀式に利用できる」という風には書いていませんよね?
そういった面も含め、テキストの解釈に応用を利かせることが大事なのだと個人的には思います。
普段触れてないテーマのカードであったり新しく挑戦するデッキタイプだと、どうしても該当するカードについての知識が他に比べると覚束無いものも多いかと思います。
きっとこんな効果だろう…こういうデメリットがあった気がする…こういうことは出来なそう…などという知識のままだとカードの可能性を無意識に閉ざしてしまうかもしれません。
知らないことに対しての探究心やテキストを読み解いて、応用を聞かせる力は一朝一夕で出来ることではないのかも知れません。
ドラえもんではないですが
「こんなこといいな、できたらいいな」
を追求することがカードの新たな可能性を広げる近道になるかもしれません。
自分もまだまだカードプールについて詳しい方だとは言いきれないので、コンボややりたいことに対してのアプローチが思い着き次第、Twitterなどでも発信していけたらと考えています。
おわりに
皆さんも自分が使ってるオススメのカードやマイナーだけど、良い使い方を知っているというカードがございましたらコメントなどいただけたら嬉しいです!!
長い文となりましたが、コンパクトにまとめていきたいのが今後の課題ですね(笑)
それではまた来週の更新まで失礼します!
ここまで読んでいただき有難うございました!
体調管理に努めて元気に夏を乗り切りましょう!