ご挨拶
皆様、こんにちは!パピヨンでございます🐶
春、それは心機一転の季節。
というわけで、つい最近部屋の模様替えをしたんですが、本棚の位置やリモートスペースなど変更・模索しているとどう足掻いても北枕になってしまう呪いを受けました。
しかしながら、北枕は風水的にはむしろ良いのだとか(諸説あり)
…さして引っ張る意味も無いので、近況報告を終えたところで遊戯王の話に入りましょう。本日はデッキ紹介記事です。
あまり使ってる人が少ないテーマを中心に組みました!
今月末発売予定の新弾カードも使っているので使い方の一例となれば幸いです!
早速ですが、デッキのコンセプトから!
コンセプト
ヴェンデットでデッキを回し
トポロジックを起動しよう💣💥
リンク先への特殊召喚が発生したら互いのメインモンスターゾーンを全破壊、こちらから殴る時に(ダメージ計算後に)相手モンスターの元々の攻撃力分のダメージを与える効果など、とにかくド派手な効果を持つリンクモンスター。
アニメでもかっこよく描かれていたのが印象的です。
特徴的なのはこの効果がいずれも回数制限のない強制効果である点。
では、なぜこのカードを使おうと思ったのか。
単純なかっこよさもありますが、最近は(主に自分の)場のカードが破壊されたことで自身を特殊召喚するモンスターが数多く見受けられます。
盤面を破壊しても相手のライフを削りきれなくなるワンクッションとして働くこういったカード達を「一掃したいな~」「滅ぼしたいな~」と思いました。
墓地除外と言う手段もありますが出どころが墓地だけとは限らないので、出てきたやつらを2回以上破壊するとなれば相手の盤面も空に出来ると思い、互いのターンに複数回の発動を狙いたいと思ったことがきっかけです。
そして【ヴェンデット】については後程詳しく解説しますが、たくさん儀式召喚するテーマです。
以前作ったデッキも3年前らしいです。
光陰 like an arrow…🏹
【ヴェンデット】に加え【ドライトロン】や【サイバーエンジェル】などの儀式御用達カードを少数出張させて組み合わせて作ったデッキでした。
安定感も高かったのですが、結局のところ《デクレアラー・ディヴァイナー》をはじめとした各カードのパワーだったり、同じ動きを繰り返すことに飽きてしまい解体しました。
今回は【ヴェンデット】の展開力を利用し【トポロジック】を使っていくのが目標です。目指す盤面・目的地はハッキリしているので、そこに向けて動きを繋ぎ合わせることで到達を目指します。
それではレシピを見ていきましょう!
デッキレシピ
(※「新」・・・新弾で登場する新規カードです)
サイドデッキ(採用候補たち)
大きく分類すると
【ヴェンデット】【ファーニマル】
【トポロジック】【ギミック・パペット】
以上の4テーマで構成されています(Ⅳだけに?)
【ヴェンデット】【ファーニマル】の展開力・アドバンテージを稼ぐ動きを組み合わせながら展開し【トポロジック】【ギミックパペット】モンスターといった中盤から終盤にかけて活躍するカードたちへ着地させるイメージです。
各テーマの役割を説明します!
各テーマの役割
ヴェンデット
このテーマの強みをざっくり言うとすれば
手札・墓地から儀式召喚できる点、加えてその素材を手札や場だけでなくデッキや墓地からもまかなえる点、つまり出所の範囲が幅広い・儀式召喚の負担が軽減されていることが強みの儀式テーマです。
一般的に儀式テーマとなると
「儀式モンスター」「儀式魔法」「素材モンスター」の3つの要素が必要となりますが、【ヴェンデット】はそれらのうち2つが墓地やデッキに眠っていても儀式召喚できる”柔軟さ”が備わっています。
まぁそれをもっと安定感高くスピーディーに進めれる【ドライトロン】とかいう輩がいるんですけどね、ガハハ
また、同じテーマ群に複数枚(全3種類)の儀式魔法が登場しているので、パッと見では違いや扱い方が分かりにくいと思います。
なので、まずは採用しているモンスターと儀式魔法をそれぞれまとめて見ていきましょう。
儀式モンスターたち
儀式召喚後に墓地へ送られた際のサーチ範囲は【ヴェンデット】に限らないので、汎用的な儀式パーツサーチとしても使えます。
《高等儀式術》や《流星輝巧群》といった汎用儀式魔法、さらには《イリュージョン・オブ・カオス》や《オッドアイズ・ペンデュラムグラフ・ドラゴン》などといったカードを持ってくることで展開を更に伸ばすことも出来ますね。
この2体を早めに展開していけるかがデッキを回す速度にも直結していきます。
残りの儀式+リンクモンスター
こちらの儀式モンスター2体はフィニッシャー性能寄りの2枚です。
今回は中盤以降の展開でエクシーズ体を出すために使います。
後程説明しますが、《スカベンジャー》《エグゼクター》の2体だけでランク8エクシーズを組めるのでかなりコンパクトです。
《アドヴェンデット・セイバー》は言わずと知れた”プリケツ”モンスターですが、尻だけでなく墓地からテーマカードを手札に回収する効果やデッキから好きなアンデット族モンスターを落とす効果も立派です。
《エルドリッチ》などの汎用最上級アンデットを手早く墓地に送ります。
これらを出力する儀式魔法3種類
この3枚を使い分けながら、表の通り広大な出力範囲を利用して儀式モンスターを手札・墓地から何度も呼び出します。
いちばん上の《リヴェンデット・ボーン》には1ターンに1回の発動制限が無いので、素材と儀式体の組み合わせさえあれば何度も発動できます。
メインモンスターで採用している《スカー・ヴェンデット》はあらゆる場所から墓地に送られた場合の【ヴェンデット】魔法・罠サーチに加えフィールド上のリリースに反応して自身を墓地から特殊召喚する効果を持っています。
(要:墓地のアンデット除外)
相手のリリースにも反応するので、相手ターン中に壁となる用法もあり。
場に出た後の【ヴェンデット】縛りが気になるところですが、ほとんど儀式召喚成功後に出てくる想定なので《アドヴェンデット・セイバー》のリンク素材や儀式素材となって解除するのが無難です。
縛りの解除については《スカベンジャー》による効果でリリースで解除したり【トポロジック】系のトリガーにして消えてもらうこともあります。
これらの要素が展開に絡み、1ターン中の儀式召喚の回数が加速していきました。
具体的には高いリンク値を持つリンクモンスターやランク8エクシーズモンスターを出力していきます。
それと、これは墓地に複数種類の儀式モンスターが落ちている中盤以降で特に際立つ内容ですが【ヴェンデット】儀式魔法は儀式先のカード名を指定しないので、無効以外の方法で不発になりにくい・処理時までどれを出すかプレイヤーが選べる点がかなり便利です。
ファーニマル
かわいい(?)お人形たちのテーマです。
今回のデッキで担う役割はずばり、アドバンテージの確保と展開を加速させるための墓地肥やしです。
まずは、アドバンテージの確保について…
《トイポット》を使ったドローギミックを活用して手札を増やします。
具体的には場に《トイポット》墓地に《ファーニマル・ウィング》と【ファーニマル】モンスターが存在する場合、手札が一気に3枚増えます。
ドローも絡めながら確定のモンスターサーチもあるので儀式の負担軽減の追い風になってくれます。
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①《ウィング》の効果で墓地の【ファーニマル】を除外して1ドロー
②その後《トイポット》を墓地に送り追加で1ドロー
③墓地へ送られた《トイポット》効果でデッキから1枚サーチ
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この手順で手札が結果的に3枚増えます。
この条件が整わないとしても《トイポット》は墓地に送られることがサーチのトリガーなので《エルドリッチ》などで墓地に送っても手札を増やすことが出来ます。
そして、展開を加速させるための墓地肥やしについて…
先ほどお伝えした【ヴェンデット】の特徴と強く関係します。
《トイポット》はデッキトップをドローしてそれが【ファーニマル】モンスター、すなわち「アタリ」なら手札からモンスターを特殊召喚する効果を適用できるのですが「ハズレ」の場合にはドローしたカードをそのまま墓地に送る必要があります。
デッキ内に採用している【ファーニマル】モンスターの枚数的に考えてもハズす可能性が高いので、《トイポット》は実質デッキトップを墓地に送る”墓地肥やし”としての役割を果たしてくれます。
【ヴェンデット】は先ほどもお伝えしたように墓地から儀式召喚できるテーマですので、儀式モンスターが墓地に送られれば儀式召喚の条件を一つ達成し、儀式魔法が落ちたとしても《アドヴェンデット・セイバー》《オッドアイズ・ペンデュラムグラフ・ドラゴン》《儀式の準備》などで墓地から手札に回収出来るので、墓地へ送られることが有利に働きやすく相性が良いという訳です。
アドバンテージを稼ぐギミックは多種多様でいつもは試行錯誤しながら迷うんですが、デッキ案を思いついた頃にあんぷらさんのデッキ紹介記事を読んでいて「これだ!」と思いました。
あんぷらさんのように賢く継続的に利用するわけではないですが、瞬間的に手札を増やすギミックとしても、儀式展開の補助をしてくれる意味でもかなり上手くハマってくれたので良い決断ができたと思います。あらためてお礼をば…
ギミックパペット
いわゆるファンサービステーマ。
Ⅳはトロン兄弟で一番好きなキャラです。顔がいいので。
このデッキでは【ヴェンデット】展開の解答のひとつとなります。
今回採用したのはランク8の《ファンタジクス・マキナ》とランク9の《ファナティクス・マキナ》の2枚、そして通常罠カードであり《ファナティクス・マキナ》からサーチできる《傀儡遊戯 サービスド・パペット》1枚、そして最後に 《テラー・ベビー》1枚です。
それぞれの効果(概要)は下記の通り。
ランク8の《ファンタジクス・マキナ》は起動効果で「RUM」魔法カードのサーチを行えるので《アージェント・カオスフォース》をサーチし、ランクアップすることで《ファナティクス・マキナ》を出力します。
《ファナティクス・マキナ》には主に相手への「バーン」&「送り付け」を行ってもらいます。相手フィールド上で起きた特殊召喚に反応するバーン効果はエクシーズ素材を使わないのも強力ですね。
《傀儡遊戯 サービスド・パペット》は2つの効果ともに場に【ギミックパペット】エクシーズが必要ですが、コントロール奪取(そのターン中限定)や送り付け・蘇生など汎用的な効果をしています。サーチできるの強すぎだろ。
それと下級の《テラー・ベビー》については召喚成功時の蘇生効果もありますが、一番の強みは②の効果で自身のみを単独で除外できることです。
これらの採用理由はいくつかあるのですが、まず第一にこのデッキは《トポロジック・ボマー》とその存在をトリガーとする《デトネーション・コード》を使っていくことを意識したので《デトネーション・コード》の対応種族かつ墓地から蘇生して強いモンスターを考えた際に、エクシーズ素材を使わずにバーン効果が使える点など相性が良いと判断しました。
また【ヴェンデット】儀式モンスター達は攻撃力は2400~3000で守備力0というステータスをしているため《ファナティクス・マキナ》で送り付け、そのまま破壊すれば1200~1500のバーンダメージが見込めます。
送り付けたのち、即破壊はせず《トポロジック・ボマー》で戦闘の的にすれば守備力0の【ヴェンデット】モンスターを余裕で戦闘破壊しながら元々の攻撃力分のダメージを相手に与えることもできます。
《ファナティクス・マキナ》の効果はバーンダメージを高くする以外にもサーチ効果を持つ《エッジインプ・チェーン》《スカー・ヴェンデット》といったモンスターを送り付け&破壊することで相手にはダメージを与え、自分には追加の手札を供給するなんて動きも可能にします。自演乙。
そしてメインデッキに採用している《テラー・ベビー》と《ディンギルス》のコンボについてもお伝えします。
《テラー・ベビー》の墓地効果であらかじめ除外状態の「機械族モンスター」を用意することで《デトネーション・コード》で《ディンギルス》を蘇生すると除外状態の《テラー・ベビー》がエクシーズ素材として回収され、自分フィールドを全破壊から守ってくれます。
破壊代用でエクシーズ素材から取り除かれれば、自分ターンに再び墓地から 《テラー・ベビー》を除外できるので《ディンギルス》を実質素材有の状態で毎回蘇生することが出来ます。
つまり 《デトネーション・コード》が相手メインモンスターゾーンのみの全ぶっぱ効果に化けてくれます。気持ちいい〜!!
自分のメインモンスターを守る必要がなければ選んで墓地送りの方を選んで魔法・罠カードや破壊耐性持ちモンスターを除去できるので盤面を巻き返しやすいのが魅力的です。
肝心のランク8の出し方についてですが【ヴェンデット】を活用します。
【ヴェンデット】は儀式モンスターを何度も展開できるテーマなのですが《エグゼクター》と《スカヴェンジャー》の2体で手軽にランク8を組むことができます。
手順は下記の通りです。
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①《スカベンジャー》を儀式召喚
②《スカベンジャー》を素材に《エグゼクター》を儀式召喚
③《スカベンジャー》の効果で墓地から自身を蘇生
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手順だけ見ると面倒そうに見えますが
《リヴェンデット・バース》でデッキの《エグゼクター》を素材に手札か墓地の《スカベンジャー》を儀式召喚して、その後墓地へ送られた《エグゼクター》をフィールドの《スカベンジャー》を素材に儀式召喚すればよいので、《リヴェンデット・バース》《スカベンジャー》《リヴェンデット・ボーン》の3枚が手札にある、あるいは《スカベンジャー》は墓地にいてもOKなので、該当する上記の儀式魔法カードが2枚あれば条件を達成することができます。
手札に儀式魔法カードを2枚を確保するためにも《アドヴェンデット・セイバー》や《オッドアイズ・ペンデュラムグラフ・ドラゴン》による回収が効果的に働きますのでターンは跨ぐものの、揃える労力自体はかなり楽です。
エクシーズ素材として取り除かれると、このランク8セットが墓地に戻るので《エグゼクター》の蘇生や儀式召喚ができれば、再びランク8モンスターを出すことも視野に入ります。
…とまぁ、ここまで書いといてなんですが、更に簡単な方法があったりします。
ランク8を立てるだけなら【ヴェンデット】モンスターのみに頼らずとも《アルグールマゼラ》を墓地から儀式召喚の素材として除外するだけでも良かったりします。
というか素材にせずとも儀式召喚したレベル8【ヴェンデット】儀式モンスターの破壊をこいつで守るだけでも組めるじゃねぇか…
リンク先への儀式召喚をトリガーに《トポロジック・ボマー》の破壊効果を起動し、かつ破壊から耐えて能動的にランク8できるじゃねぇか…
でも《ユニゾンビ》《牛頭鬼》も無いのにそんなに安定して墓地に送れるのかよ〜…
お気に入り採用カード
説明しておきたい内容を何枚か…
【トポロジック】リンク
リンク先の特殊召喚をトリガーにメインモンスターゾーンやフィールド全体を焼き切る効果を自分ターンには【ヴェンデット】の儀式召喚で…
相手ターンは《デトネーション・コード》《アルグールマゼラ》などで継続的に起動していくのが期待度の高い動きです。
永続罠カードである《デトネーション・コード》は《ファラオニック・アドベント》を使ってサーチするか《トイポット》などで先立って墓地に送られている可能性もあるので《トロイメア・グリフォン》による墓地からのセットで確保します。
サーチ効果の発動コストとなるリリース候補は墓地にいればいつでも場に出しやすい悪魔族である《エッジインプ・シザー》が最有力です。
ただ、召喚権が余りがちなので場当たり的に天使族に余っている【ファーニマル】たちも候補になります。
《ファラオニック・アドベント》へのアクセス方法はこんな感じです。
《ダルク》も採用しているので《セレーネ》はかなり簡単に立ちます。
そして何より今回採用している2種類の【トポロジック】リンクモンスターは戦闘面でも強力であり《エッジインプ・チェーン》が墓地に行くだけでサーチ可能な《トイ・パレード》との相性もよいのです。
《トポロジック・ボマー》はダメージ計算後のバーン効果にターン1の制限が無いため、攻撃表示モンスターとの戦闘においては、戦闘超過ダメージ+相手の攻撃力分のダメージのいわゆる”直火焼き”効果で3000ダメージを連続発動していくことが可能になります。
この効果はダメージ計算後のタイミングに発動する強制効果なので、最悪自分の攻撃力が負けてても発動できるのが最高にROCKです。
昨今よく見る攻撃力3500の《レガーティア》に突っ込んで、500ダメージと引き換えに3500バーン与えるなんてことも視野に入ります。なかなか気持ちよさそう。
《トポロジック・ゼロヴォロス》は終盤となると除外枚数がたまっている想定ができるので攻撃力の高いモンスターによる連パンというシンプルな相性の良さが光ります。
《デトネーション・コード》が除外されても帰ってくるのもいいですね。
《終末の騎士》
3枚使えるのいまだに違和感あるけど、使っててめっちゃ楽しいです。
このデッキは儀式召喚中心なので実は召喚権が浮いてしまいがちです。
役割としては《スカー・ヴェンデット》を落とし儀式魔法をサーチすることで墓地には素材となるモンスター・手札には儀式魔法といった形で儀式条件の2/3をクリアしたり、足りない儀式モンスター本体を落とすこともできます。
《エッジインプ・シザー》を落として実質もう1体場に展開して《ダルク》を用意したり《デトネーション・コード》の蘇生効果に対応する種族モンスター(現状《テラー・ベビー》《ファンタズメイ》のみ)を直接デッキから落とすなど多岐にわたります。
《虚光の宣告者》
相手による破壊で墓地の儀式魔法と儀式モンスターを2枚まで回収できる点、手札の天使族をコストに相手の魔法・罠カードの無効にできる点がデッキと好相性です。
回収効果は儀式魔法2枚や儀式モンスター2枚の組み合わせでもよいのでかなり使いやすいです。
素材の条件も同種族属性の2体であればよいので【ヴェンデット】や【ギミックパペット】2枚などから出せます。自爆特攻上等です。
無効効果については手札から天使族である《ファーニマル・ウィング》や《ファーニマル・ベアー》を墓地に送る手段として重宝します。
特に《ファーニマル・ウィング》は《ファーニマル・ベアー》のように自前で墓地に行くことができないので各種素材やコスト以外で捨てる手段があるのは非常にありがたいのです。
《斬リ番》
英語名が「You're Finished」でおなじみ。今回のデッキの隠し球的なカード。
《ファラオニック・アドベント》による永続罠のサーチができる都合で《デトネーション・コード》以外に何かもう1枚くらい採用したいと思ったのがきっかけです。
そして自分・相手ターンともに【トポロジック】モンスターが強制効果である点を利用して発動条件であるカードの発動回数10回は意外と稼ぎやすいのではないかと思い、採用に至りました。
例えば…
《デトネーション・コード》で《ファナティクス・マキナ》を蘇生(1)
→トポロジックの強制効果発動(2)
→墓地の《ファンタジクス・マキナ》効果で自身を蘇生(3)
だけで3回分、自分の場にアンデット族がいれば《アルグールマゼラ》で破壊代用すればさらに1回(4)、そして《アルグールマゼラ》がリンク先に特殊召喚すればもう1回…(5)
そして破壊されたことによって発動する(自分or相手の)モンスター効果などがあればさらに追加で回数を稼げます。
残りの回数を自分ターンなら【ヴェンデット】の儀式召喚で、相手ターンなら相手の動きも勘定出来るので効果発動条件を満たす可能性はかなり高くなるという算段です。
デッキの動かし方
では各カードの役割を説明したところでどのような意識(目的)をもってデッキを動かすのか序盤〜終盤にかけてお伝えします!
序盤
【ヴェンデット】儀式モンスターを儀式召喚&各種素材にしながら、被破壊時にサーチ効果のある《ダルク》や儀式魔法による破壊代用で場持ちがよく、戦闘時にデッキから好きなアンデットを墓地に送れる《アドヴェンデット・セイバー》あたりを構えておくことを優先します。
そのターン中のアドバンテージより次ターン以降のアドバンテージを増やすことを目的にして動きます。
初手の儀式周りの供給が良ければ展開が延び、追加で妨害効果を持つ《虚光の宣告者》を横に置いておくことも出来たりします。
中盤
《バスタード》や《儀式の準備》から《イリュージョン・オブ・カオス》を経由して《ソウルズ》にアクセスし《セレーネ》で《ファラオニック》を蘇生しつつ【トポロジック】リンクモンスターを立てる。
《トイポット》を《ソウルズ》で墓地に送るなどのアドバンテージを増やす動きを積極的に使っていきます。
既に目当ての永続罠カードを引いている場合には、ランク8を《ファラオニック》と儀式モンスターで先立ってランク8エクシーズを展開しておくのもあり。
終盤
【トポロジック】リンクモンスターの効果による除去を【ヴェンデット】儀式モンスターの展開や《デトネーション・コード》による蘇生をトリガーに発動したり《ファナティクス・マキナ》によるバーン効果を牽制として使いながら盤面をコントロールする。
以上がデッキの動きです。
この動き方を意識していきますが、実際にどんな感じか動画を見てもらえればイメージしやすいかも知れません。
ところどころ手順を戻っている部分もありますが、参考までに撮ってみました📹
\2.0倍速推奨/
動画はあくまで一例ですが、1枚初動のような完全な予定調和は無く儀式モンスターにどれだけアクセスできるかなどのランダム要素を絡めながら動いていきます。
では総括に入る前に今回採用したかったけど、不採用に終わったカードを紹介します。
別に見なくてもいいな、という方はスクロールしてください📱
不採用カード
《人形の幸福》《人形の家》
【ドール】関連カードを採用するにあたって「守備力0」「ランク6」サポートが【ヴェンデット】にも適用できたり、かなり相性が良いと思いましたが、いかんせんバニラモンスターの採用枚数がデッキの回しにくさ(事故率)に直結していきました。
事故率を下げるために太い初動パーツを積むのも本末転倒な感じが否めないですし《デメット爺さん》《プリンセス・コロン》の採用が必須だったりノイズになる部分が否めなかったのでなくなく不採用に。
実を言うと今回のデッキ構築のスタート地点の構想からあっただけに悔しいですね。
【ドール】+【ヴェンデット】に【宣告者】【サイバーエンジェル】など絡めた【ドール】中心の特化デッキにすれば採用自体は簡単ですが、今回使いたかった他のカードたちとの相性が細部まで合わなかったので致しかたなし。
《サウラヴィス》(爺さん)
デッキ案を考えるたびに何とかして入れる事ができないか考えるくらいには脳内で擦り続けてます。
墓地に行ってしまった魔法カードをデッキに戻す効果が特徴的です。
【ヴェンデット】儀式魔法や《デストーイ・パッチワーク》のサーチ先である《融合》を絶やさなくてよいかも!その後に追加で出てくる儀式モンスターで先程ちらっと話に出たランク4の《プリンセスコロン》も出せそう!いけるやん!
などと思っていましたが、魔法を戻すなどした結果リソース回復を経て長期戦になることで、このデッキでプラスに働く点がほとんど無いことに気づきました。
このデッキはアドバンテージ差を中盤以降一気に加速させて、その手数をガンガン使って展開して倒すという流れになるため、デッキに戻すという行為はリソース回復手段としては正しいもののデッキの目指す動きにとっては余計な動きになると判断しました。
以上、不採用となったカード達でした!
あとがき
最後まで読んでいただき有難うございました!
デッキ名は「IRON・DOME(アイアンドーム)」です。
この名称はイスラエルの防空システムの名前から拝借。
リンク先への特殊召喚(侵攻)に対して《ファナティクス・マキナ》《トポロジック・ボマー》《トポロジック・ゼロヴォロス》などが「破壊」「バーン」「除外」を飛ばして迎撃するのがイメージに近いなと思い、名付けました🚀
対戦中にかっこよく【トポロジック】リンクモンスターを使いたいので
効果名・攻撃名など嚙まないよう練習しときます。
今回軸にした【ヴェンデット】はまだまだカジュアルで見る機会は少ないテーマだと思っていますが、少しでも多くの人が興味を持ったり触れるきっかけの一つになれば幸いです。
…と、言いつつもあまり使ってる人がいないテーマを使う心地よさがあるのも否めません。かっこいいし他の人と被ってないってだけで嬉しくなってしまいます。
正直言うと使い手が増えてほしい気持ちよりも使う人が増えてほしくない気持ちが強かったりします。笑
「お前ら使うなっ!」
今回のデッキは固定のぶっっっとい初動があるわけでなく、カードの組み合わせによる動き方が幅広いこと、加えて《トイポット》のようなランダム墓地肥やし要素もあるのでアドリブ性も高く、展開の目的地は決まっているものの途中経路のパターン数が多いので回しててとても飽きにくいデッキになった気がします。
実際にここ1カ月で何回も対戦してみましたがランダム墓地肥やし要素は楽しいですね。観戦側のコメントも多くなったり盛り上がりを感じます(当社比)
デッキ案から完成までパターンやコンセプトには紆余曲折あったので、記事の公開までにこのデッキと対戦してくれた多くの友人たちに感謝!!
今後もリモートデュエルにとどまらず、オフ会などの機会で回せるのが楽しみです!
パピⅣのファンサービス、とくとご覧あれ!
おわり