ご挨拶
皆様、こんにちは・こんばんは・おはようございます、パピヨンでございます🐶
極寒の2月が終わり3月に入りましたね…と思ったらもう月末です。
学生の方々は受験を終えて入学に向けた準備、もしくはこれから受験に備え対策に動き出している季節でしょうか🌸
私も塾業界で仕事してる手前、この時期には生徒から色んな結果報告を受けるのですが…📚☡✍🏻
自分が受け持った担当の生徒は全員第一志望に合格してくれました!
受験は実力があっても上手く発揮できない事態も起こり得るというのによく頑張ってくれました🙌
(っ´ω`c)ホントウニヨカッタ…
この時ばっかりは流石に嬉しさも一入(ひとしお)です。
正しい努力の仕方を身につけた君たちなら大学でそう困ることも無いはず。
春からの大学生活、思う存分楽しんでくれ。
そして遊戯王に興味持ったらリモートでも対戦しよう…
事の発端
そんな遊戯王ですが、最近は新しくデッキを組むことに対してかなり腰が重くなったように感じます。
というのも、一丁前にデッキの個数だけが増え続けてしまい、気付けば収納スペースと脳内管理の限界に迫ってきています。あとは組んだとしても全然満足できない出来のため。
そんな状態で作れど作れど対戦でお披露目できないデッキが増えていくというのは悲しいものです。
カッコつけた言い方しましたが、要するに雑多に作りすぎ。
オフ会で使うのも2~3個だというのにね…
もう少し落ち着いてデッキを組んでみてはいかがだろうか?(自戒)
そんな要因もあり、作るからには長く使えるような…それでいてコンセプトが面白くて…組んだことないデッキタイプか同じタイプの進化系で…と
新デッキを作るうえでのハードルは時が経つにつれ際限なく高くなっていきます。
ただいま体感 K2(ケーツー)くらいまできています🏔
ただ、そう言って「デッキできねぇなぁ」「デッキおもんないわ~」と嘆き節で
ぼんやり過ごしていると1日、1週間、1か月と本当にあっという間に過ぎます(過ぎた)
…あっという間劇場です
(同世代炙り出し)
しかし燻ってても何も始まりません。(炙り出しだけに)
自分の合格基準を満たせないものだとしてもアウトプットするという行為から何かしら得られるものも必ずあります。
何かしら影響を与える一環になれば…と思い、アウトプットの練習として今回は既存デッキの中でもお気に入りのデッキの深掘りを行っていきます。
当時の紹介記事ではサラッと書いちゃったところ、そもそも書いていないこと、細かい採用理由、現状の形などを文字通り深掘りしていきます。
つらつら書いていたら14,000字近くなってしまいましたので、カロリーの高い記事となりますがご容赦くださいm(__)m
栄えある (?) 第1弾はこのデッキです!
「アスラ・ポイズン」という自分の中で最も思い入れのある「ジェネレイド」を使ったデッキです!
デッキビルドパックでの登場時からそのテーマのかっこよさに惹かれ、今まで何度も大規模なモデルチェンジ・改良や細かな調整を重ね続けて来ました。
リメイクや変更の度に記事にしていたことを昨日のことのように思い出せます。
今年の2月で丸2年を迎えた一番長く使っているデッキでございます。
👨🏼🦳<長生き!
では早速このデッキを見ていきましょう!
まずはコンセプトから!
コンセプト
このデッキのコンセプトは《永の王オルムガンド》を切り札・アタッカーとして活用すべく、あらゆるカードでサポートしていくことにあります。
《永の王オルムガンド》はイラストがかっこよく(主観)それでいて相手のカードをエクシーズ素材として奪うというテクニカルな効果、さらにはエクシーズ素材と攻撃力も上昇し続けるなど浪漫あふれるカードなのです!
…が、戦闘・効果に対して一切の耐性が無いため折角出しても強くなる前に除去される…いや、強くなっても普通に除去されるという悲しみを背負ったモンスターなのです。
擬態していようがしていまいが、ドヤ顔で小突いた《人喰い虫》に食べられてしまいます。
そういった弱点をカバーすべく打点上昇のペースを上げる・直接攻撃するなどのサポートで殺傷力を上げていくこと、《永の王オルムガンド》にしかできない相手のカードを奪いながら素材を増やしていく挙動を用いたコンボで優位に立ち、ここぞという場面で勝ち切ることを目指します。
デッキレシピ
さ、ここでお待ちかねのデッキレシピのコーナー
おぉ(多)~…
そう、このデッキは使いたいカードを詰め込んだゴリッゴリの60枚デッキです🦍
枚数も多いので上から1段ずつ各カードの役割をお話していきます、とくとご覧あれ。
①初動など
最上段の面子からお察しの通り、これらはほとんど初動のパーツです。
このデッキ…というより「ジェネレイド」を使った動きをしていくうえで《王の舞台》へのアクセスは早いに越したことはありません。
なぜなら、初手で《王の舞台》を1枚張るだけで次の相手ターンには妨害効果を持つレベル9モンスター+トークンで盤面を埋め尽くす未来が見通せるわけですから、1枚の発動から得られる恩恵が桁違いに大きいのです👍
この画像以外のカードも含めた《王の舞台》へ繋がるルートは画像の通りです。
このデッキでは《王の舞台》の発動が最優先課題なのです。
たとえ自分の手札から直接発動出来ないとしても、相手ターン中に《王の襲来》や《メタバース》を用いて発動することで《王の舞台》に繋がれば一気に展開が加速できるため、その辺りの罠カードもたっぷり3枚ずつ採用しています。
確率だけでお話をするのは信用に欠けますが、上記の札を引ける確率としては60枚中20枚なのでなかなかに信用出来る数字をしています。
筆者は楽観的性格をしているので、87%を100%と感じてしまう質(たち)です。
それは置いておき、上記の数字もあって《王の舞台》を持ってこれるかどうかで困ることはほとんどありません。
しかし、持ってくる方法によって強さがバラけているので、罠カード経由での発動ではなくなるべくサーチなどを経て自分ターンに発動してから相手にターンを渡すようにしたいですね。
《王の舞台》をデッキから手札に持ってきたあとには舞台をすぐさま発動(建設)しておいて相手のターン、もとい相手のドローを待ちます。
相手ターンが始まるや否や即座に「どの王がでるでSHOW」の始まりです。
「ジェネレイド」モンスターは《王の舞台》の効果でテーマ内のモンスターをデッキから直接特殊召喚できるという破格の展開効果を有しています。
基本的にこの効果を使いながら展開していき、固有の効果で様々な動きをしながら相手を苦しめつつ盤面でも優位を保っていくのがこのテーマの特徴と言えます。
②ジェネレイドたち
2段目には現状採用している王たちを含むモンスターをまとめています。
最強のストッパーたる《轟の王ハール》はいません…
あれば強いんですが、今の構築は必須ではないため試験的な意味も兼ねてデッキからは抜いています。
「ジェネレイド」以外のモンスターだと《トリアス・ヒエラルキア》《機巧蹄-天迦久御雷》は特殊召喚しやすいレベル9モンスターとして採用しています。
《トリアス・ヒエラルキア》…「ジェネレイド・トークン」が天使族である点から特殊召喚条件を持たしやすいだけでなく、追加効果である2枚ドローや選んで破壊効果を容易く狙える点。加えて「フィールドを離れたら除外」されてしまう都合上《永の王オルムガンド》で素材化すると再び墓地に送ることが出来、2回目以降の発動を考えれるのも好相性です。
《機巧蹄-天迦久御雷》…自分相手問わずEXモンスターゾーンにモンスターが存在していれば特殊召喚が可能で、場に出た後は起動効果でEXモンスターゾーンのモンスターを自身に装備でき、戦闘破壊を行うと装備していたモンスターを自分の場に特殊召喚できる除去と展開の役割を併せ持つカードです。
言い換えればこのカードがあれば召喚権を使わずにリンク2以上モンスターの出力が見込めます。「装備」という要素が後述の「御巫」要素ともシナジーを見込めます。
先ほどもお伝えした通り、それぞれの王(ジェネレイド)は固有の効果を持っているわけで相手ターンのドローを皮切りに《王の舞台》の効果発動から任意のモンスターを選べますが、十中八九下記の流れを汲んでいきます。
《王の影ロプトル》を《王の舞台》の効果で特殊召喚
→《王の影ロプトル》の効果でトークンを1体リリースし相手の行動や状況に合わせて最適な王をデッキから特殊召喚…
※《王の影ロプトル》の効果で攻守のステータスが盛れるほか相手の動きにより的確に対応することが出来るため
では、ここで言う相手の行動や状況に合わせるとはどういったことか?
相手の行動とそれに合わせた動き方の例を挙げていきましょう。
・Pゾーンにスケールを発動した
ペンデュラム召喚を行う可能性が高いので「チェーンに乗らない特殊召喚」を無効化できる《氷の王ニードヘッグ》でペンデュラム召喚を無効にする構えで相手を牽制します。「ではバトルフェイズから」と言いがちな先バトル警察もなんのその《王の影ロプトル》がいれば守備力3600で鎮座します。
ペンデュラム召喚は狙わずにPモンスターのスケール時の効果を発動するだけの可能性もあります。
今やワカu…(以下略)のような破格の性能をしたカードもありますし、ユニークなペンデュラム効果を持つPモンスターをギミックの一部として活躍させるデッキは少なくありません。「EM」連中など…
なので《虚の王ウート・ガルザ》《轟の王ハール》でPスケールのカードそのものの発動を無効にする、あるいは除外し物理的に除去し相手の動きを防ぐことを狙います。
・サーチ効果を発動した
《轟の王ハール》を呼び出しておけば、着地後に相手が手札にカードを加えた行為をトリガーに効果を起動し、相手の手札か場のモンスターを1枚削りつつこちらは対応幅の広い1妨害を構えることが出来ます。強すぎぃ👊!!
《轟の王ハール》は本当に劇薬です。闇属性・魔法使い族という種族も属性もサポートの恩恵を受けやすく、攻守の数字(ATK3000/DEF3000)も恵まれているときた。
あまりにも雑すぎる強さ。
・破壊効果を発動された
《炎の王ナグルファー》で効果破壊を阻止(身代わり適用)することができます。
貼り続けていれば強い《王の舞台》の破壊を防いだり、エンドフェイズに破壊(自壊)する「ジェネレイド・トークン」を複数体まとめて守ることも出来ます。(トークン以外を破壊する)
注意点としては破壊代用効果は本来破壊される予定の無いカードを代わりに破壊する必要があるので《ブラックホール》《サンダーボルト》のような場の全員が破壊される場合などの全体破壊には対応できないのでご注意を。
・あまり動きがない(セット等)
→相手の動きが緩やかな場合には2通りの考え方が出来ます。
一つは自身の展開を優先すること…例としては《光の王マルデル》で次のターンの展開に利用できるカードをサーチしておいて次の自分ターンを優位に進める。
あるいは相手の可能性をつぶしにかかること…《虚の王ウート・ガルザ》を特殊召喚し相手が伏せたセットカードをそのターン中に確実に除去して発動を防ぎながら、少しでも自分のターン中に妨害をされないように努めます。当然《轟の王ハール》を出しておいて自分のドローフェイズやスタンバイフェイズに発動するタイプのカードに対する防御を固めることも視野に入ります。
・手札や墓地に「ジェネレイド」モンスターがいる
→《王の呪ヴァラ》《死の王ヘル》《鉄の王ドヴェルグス》で手札や墓地の「ジェネレイド」モンスターを展開しておくことで妨害の幅を広げたり、スピーディーにランク9エクシーズを行うための準備をします。
しかし特殊召喚する効果を発動するタイミングで既にトークンが場を埋めつくして邪魔になってる可能性が高いのでモンスター破壊効果でも使われない限り相手の動きに対していの一番にこやつらを出すことはまず無いです。
手札にどうしても出しておきたい妨害系の「ジェネレイド」モンスターを抱えてたらトークン生成せずに出すという選択肢もあったりなかったり。
このように相手の挙動次第でどのモンスターが最適解になるかは回していくことで培われる経験から導いていきます。考え方は様々。正解は勝負の最後まで分からない。
みんなちがってみんないい。
(※上記の説明に名前が出てきていない《剣の王フローディ》は決して採用の使い道が無いわけではありません。最序盤のカウンターとしての役割は不適というだけで、輝けるタイミングが他にあったり構築によって価値が変わりやすいモンスターです。)
ただ説明の中でも何度も名前が出たように
「何でも止めれるなら《轟の王ハール》でええやん」
となってしまいがち・言われてしまいがちなのが《王の舞台》を使うデッキを組む上でも起こりうる問題。
「初手で最強のストッパーたる《轟の王ハール》が出てくるからあまり好ましくない」といった印象もごもっともです。
そういった印象面の要因(ハールが強いだけのデッキというイメージを持たせない)であったり、他に使いたいカードを使うことを優先したくて抜きました。
あくまで印象に残したいのはコンセプトの中心にいる《永の王オルムガンド》なので、より強く印象つける意味でもそういった部分を抜いて今に至ります。
右端の「捕食植物」たちは《捕食植物オフリス・スコーピオ》→《捕食植物バンクシア・オーガ》→《浮鵺城》→墓地のレベル9モンスターの蘇生→2体でランク9エクシーズと繋げる展開ルートの実現のため採用。
植物族モンスターなので《ローンファイア・ブロッサム》1枚から展開できるのも魅力的ですね。
また、上記の流れのように”レベル9モンスター”の部分に《光の王マルデル》を採用することで《捕食植物スキッド・ドロセーラ》のサーチが可能となります。
のシンクロ召喚の際に《捕食植物バンクシア・オーガ》による捕食カウンターばら撒き効果も発動できるので、相手モンスターに乗せた捕食カウンターを有効活用し《捕食植物スキッド・ドロセーラ》の効果で自分のモンスターに全体攻撃を付与することも出来ます。
高い攻撃力が見込める《永の王オルムガンド》に全体攻撃を付与していきたいところです。
③戦士と儀式モンスター
3段目からはテーマ外のカード達を中心に採用理由を説明します!
このデッキはランク9だけでなくランク4エクシーズなども行えるようにレベル4のモンスターが気持ち多めに入っています。
中でも戦士族が多いのは素材に戦士族を指定するタイプのエクシーズモンスターがいるからです(ヒロイックエクシーズ)
それ以外にもこの画像のカードのほとんど(下級メインモンスターたち)が霊使いリンクの被破壊時のサーチ範囲である点ですかね。
《アンクリボー》のサーチは延命に繋がり《D-HEROドローガイ》は《王の舞台》に頼らずとも相手のドローを誘発したり《暗黒騎士ガイアオリジン》は特殊召喚しやすく《混沌の使者》のサポートを受けれる点だったりでそれぞれ役割があります。
また、このデッキはランク9モンスターである《メレオロジック・アグリゲーター》から《虹光の宣告者》を経由してあらゆる儀式関連パーツに触っていくことが複数回にわたって見込めるため、右側には儀式モンスターが集中しています。
上手くいけば1ターン中に3回の儀式パーツサーチが行えます。
この複数回にわたっての発動は一体どのように行うのか?
儀式モンスターのサーチの流れを説明します。
《メレオロジック・アグリゲーター》をエクシーズ召喚し《虹光の宣告者》を①の効果で落とす(1回目の墓地送り)
《メレオロジック・アグリゲーター》の②の効果で墓地の《虹光の宣告者》を対象に取りエクシーズ素材として吸収後にリンク素材にする(2回目の墓地送り)
《メレオロジック・アグリゲーター》に加えてレベル9モンスター2体で《影の王 レイヴァーテイン》を出力。
《影の王 レイヴァーテイン》の効果で自身をリリースし《永の王オルムガンド》をEXデッキから特殊召喚。その際に《影の王 レイヴァーテイン》が元々持っていたエクシーズ素材の数だけ自分・相手の場と墓地からエクシーズ素材を選んで入れることができます。
この効果で墓地の《虹光の宣告者》を再びエクシーズ素材にする。
そして《永の王オルムガンド》の効果で素材として取り除く(3回目の墓地送り)
以上の動きにより儀式関連パーツを3枚サーチすることが可能となります。
前提としてレベル9モンスターが4体という重めの条件に思えますが《王の舞台》《星遺物の胎導》《王の呪ヴァラ》などの存在もありレベル9モンスターを横に並べること自体の難易度は低いと断言できます。
この3回のサーチで目指すのが儀式モンスター3枚の確保です。
それぞれの儀式モンスターの役割を解説します。
このデッキでは打点を上げやすい《永の王オルムガンド》をフィニッシャーとして使いたいのですが、肝心の耐性面の不安をカバーする手段の1つとして、攻撃宣言時などのタイミングすなわちバトルフェイズ中に相手プレイヤーを縛って動けなくすることを狙います。
もちろん物理的にそんなことをするときっと怒られるので、その役割を《伝説の剣闘士カオス・ソルジャー》に担ってもらいます。
《伝説の剣闘士カオス・ソルジャー》は《カオス・フォーム》による儀式召喚が可能なのですが、儀式素材となるモンスターのレベルをちょうど8に合わせなくてはなりません。
このデッキでは「ジェネレイド・トークン」や戦士族中心のレベル4モンスターを利用しているのでその2体で儀式素材を確保することも出来るのですが、都合よく任意のタイミングでレベル4モンスターを手札に加えるギミックはほとんどありません。
なので儀式素材を手札に引き込めるかはどうしても運要素が強くなってしまいます。
しかし《カオス・フォーム》のテキストには抜け道があります。
それは《ブラック・マジシャン》を素材として利用することです。
※すみません。カオスフォームのブラマジ代用のテキストについて、儀式の供物みたいなテキストだと勘違いしていました。レベルの数値は無視できないみたいです。申し訳ございません。儀式は融合レベル8のブラマジ使うなり素直にレベル揃えたりします。
これから登場するマジシャンオブカオスの1枠は別の儀式モンスターに割いてデッキをより面白くします。
なんとこの方法ならわざわざレベルを8に合わせずとも素材1体のみで儀式召喚が行えます。
しかし、そのためには場か墓地に《ブラック・マジシャン》を用意しておく必要があります。
レベルが7でありデッキにすんなり入りにくい、ペンデュラム召喚で手札からぱっと出すことも出来ない、デッキから出力するような魔法使い族サポートも無い、サーチ手段もサーチの後捨てるのも難しそう、おろかだったりのどかな埋葬も行わないので直接の墓地送りも見込めず……
というわけで、ここで更なる裏技を重ねます。
《マジシャン・オブ・カオス》くんです。
この儀式モンスターの大きな特徴、それは実質《ブラックマジシャン》であることにあります。
このカードの名称は場か墓地で(必ず)「ブラック・マジシャン」として扱うのです。
なので、このカードを墓地に送ってしまえば《カオス・フォーム》で墓地から除外し《伝説の剣闘士カオス・ソルジャー》の出力に繋がるという訳です。
本来の《ブラック・マジシャン》に比べ、儀式モンスターである点からサーチは容易です。
肝心の墓地送りの手段は儀式関連カードサーチ連打の流れの中で《オオヒメの御巫》に任せます。
《オオヒメの御巫》には自身の戦闘によるダメージを相手に反射させる「御巫」特有の効果に加えて、手札で発動するテーマ内カードのサーチ効果があります。
これにより《御巫神楽》あるいは《御巫の誘い輪舞》などの「御巫」カードを持ってきつつ、先にサーチしておいた《マジシャン・オブ・カオス》を手札から捨てます。
あるいは捨てるカードは別にして《御巫神楽》を発動した際の儀式素材としてリリースすることで無駄なく墓地に送り、準備を進めます。
これで墓地に《ブラック・マジシャン》を置くことが出来ました。
《メレオロジック・アグリゲーター》を用いた儀式モンスター3枚のサーチから一気に下準備を整えることが出来るのです。
あとは《伝説の剣闘士カオス・ソルジャー》の①の効果で次の自分のドローを《カオズ・フォーム》にすることで安定して盤面に登場させることが出来ます。
《炎の王ナグルファー》の破壊代用効果を利用して「ジェネレイド・トークン」がエンドフェイズの自壊から生き残れば、通常モンスターを儀式素材とすることも狙いやすいので《伝説の剣闘士カオスソルジャー》の効果を余すところなく使っていける点も好相性です。③の効果で相手の場をがら空きにしてから高打点《永の王オルムガンド》のダイレクトアタックを決めたいですね🐍
ここで3段目のカード達の説明が終了。ここから折り返しです。
※🍹給水ポイントはこちらです🍹※
④フィールド魔法など
4段目からは魔法カードのオンパレードです。
デッキを動かすうえで核となる《王の舞台》や展開をサポートする《星遺物の胎動》に加えて、ドローソースやフィールド魔法サポートカードを採用しています。
今やフィールド魔法はテーマ間のサポートに加えて、やれ表示形式の変更だとか除去を飛ばしてきたりと広範囲に汎用的な影響を与えるものも多く、そこへの対策の意味も込めて《盆回し》を採用しています。
《王の舞台》以外の場魔法として《天御巫の闔》を採用していますが《盆回し》がある都合上、もう1種類は場魔法があってもいいかなとも思いますが、現状10戦前後の対戦を経て困ったことがないため増やさないようにしています。
この段はそこまで深い解説が必要なカードはなさそうですね。
⑤装備魔法など
5段目は装備魔法や速効魔法等の集まりです。
儀式関連の話をしたときにも触れましたが、装備魔法は今や墓地に落としていれば《オオヒメの御巫》の効果で簡単に装備でき、単純なステータス補助以外に相手に干渉する効果も持ち合わせているため、新しい装備カードが登場するたびにワクワクしてしまいます。
《オオヒメの御巫》は戦闘で反射ダメージを狙うのは勿論のこと、墓地から任意の装備魔法を自分・相手モンスターに取り付けることが出来るので、装備魔法次第では単なるステータスアップに終わらず、ステータスダウン・コントロール奪取・攻撃封じ・除去といった内容を狙うこともできます。
現状採用している装備魔法はこちらの3種類です。
まず、条件をクリアすれば打点を倍加させる《巨大化》です。
ライフを減らす手段がいくつかあるので、積極的に打点倍加を狙います。
《永の王オルムガンド》の攻撃力はエクシーズ素材の数×1000になるのですが、これはゼロの状態からアップしているわけでなく元々の攻撃力をエクシーズ素材の数×1000にするというテキストですので、元々の攻撃力を参照するカードとはすさまじく相性が良いのです。
自分のライフが劣勢な状況で《巨大化》を装備していれば、実質エクシーズ素材の数×2000の攻撃力を得て素材の数が多く見込めない序盤でも信頼のおけるアタッカーとして機能します。
また、自分のライフが優勢な状況では相手モンスターに装備し一時的に相手モンスターの攻撃力を倍加させてから《オオヒメの御巫》の攻撃による反射ダメージ(大)を狙うということも可能です。
(※自分LP>相手LPの場合には相手モンスターに《巨大化》が装備された場合、相手モンスターの攻撃力は元々の攻撃力の倍になる)
いやらしいでしょ👍
次に、相手モンスターに装備することでコントロール奪取を行える《御巫の誘い輪舞》です。
《御巫の誘い輪舞》については相手モンスターに装備してコントロール奪取をするのですが、その後《永の王オルムガンド》の効果で”自分の場のカード”として奪った相手モンスターをエクシーズ素材として吸収することで装備魔法である《御巫の誘い輪舞》は装備対象を失ったことで勝手に剥がれ、再び墓地に戻ってくれます。
すなわち、次のターンに《オオヒメの御巫》の効果で再びコントロール奪取が狙えるのです。
毎ターン往復のコントロール奪取はか~なり厄介であり《永の王オルムガンド》の特性も活かせるので滅茶苦茶気に入っています。
そして最後は、素材を持つエクシーズモンスターに装備できる《ストイック・チャレンジ》です。
エクシーズ素材の数に応じた打点上昇(素材の数×600)が出来るのですが、この効果で参照するエクシーズ素材は装備モンスターの素材の数ではなく自分の場のエクシーズ素材の数を全てカウントするため素材をため込みやすい《永の王オルムガンド》とは好相性なのです。
《永の王オルムガンド》が場に存在する際にエクシーズモンスターに装備することで参照するエクシーズ素材の数が多く見込めるので、かなりの爆発力を秘めたカードになります。
例えば、自身に対して効果を使用した後の《ガガガザムライ》にこのカードを装備すれば大幅に打点をあげたうえで、2回攻撃を行えます。
サイドデッキにもちらほら見えるように、相手モンスターの攻撃を止めつつ後のターンでの除去も見込める《疫病ウィルス ブラックダスト》といったステータスの向上以外にも様々な役割が期待できる装備魔法は実際のところ入れ替えを気軽に考えれる自由枠という存在でもあり、別の装備魔法や装備魔法以外のカードに枠を譲ることも出来ますので、そういったゆとりの部分が構築の自由度をより広げてくれます。
そして速効魔法たちはフリーチェーンのドロー効果を持つ《永の王オルムガンド》でデッキから引いたときにそのまますぐ使える・強く使えるもの等を意識して採用しています。ステータスを上げる《コンセントレイト》や除去とステータスアップを兼ね備える《エクシーズ・インポート》などなど…
また、速効魔法ではありませんが《クロノダイバー・ハック》は打点の補強以外にも条件達成で直接攻撃付与、さらにはエクシーズモンスターが出力されたターンに対象・効果破壊の耐性も付与するという破格の性能をしています。
そして《ポルターガイスト》は「発動と効果が無効化されない」という特性から、
通常魔法にもかかわらず、無効効果を持ちスペルスピードも最強のカウンター罠さえも効かない魔法・罠カードの単体除去カードとして非常に優秀なので採用しています。
まぁ…無効化はされないもののチェーン自体は許しちゃうんですけどね。
イラストも魅力的なだけに滅茶苦茶光ってほしいカードです…海外版でも光らず…
⑥罠カード
そしていよいよ6段目、罠カードのゾーンです。
《王の襲来》と《メタバース》は初動および《王の舞台》が破壊されたあとに舞台を再建する役割や、バトルフェイズ中に《天御巫の闔》を持ってくることで攻撃対象を絞らせるなどの活用をします。
《エクシーズ・リボーン》は言わずもがなエクシーズモンスターの蘇生になるわけですが《影の王レイヴァーティン》で相手のステータスを下げるも良し、素直に《永の王オルムガンド》を蘇生するもよし《メレオロジック・アグリゲーター》の素材交換効果を再利用するもよし《神獣ハイペリュトン》で実質罠カードを無効化できる状態で蘇生するといった感じで応用が効いてくるのが非常に便利です。
《迷い風》は墓地から再セット後に《永の王オルムガンド》の効果で再利用させやすくなる「フィールドから離れたら除外」されるカードかつ妨害要素として採用しています。
《威迫鉱石サモナイト》は墓地のモンスター3体を対象に取り、そのうち1体を自分が選びます。その後、相手に選んだ1体のみの蘇生かそれ以外の2体の蘇生を選ばせることができます。
一旦モンスターの効果は置いといて数だけの話をするなら、1体か2体の蘇生ということで相手としては数が増えることを警戒して1体を選ぶのが自然かと思われます。
しかしその1体が《王の呪ヴァラ》のような特殊召喚成功時の蘇生効果持ちであったら…?
そうなると相手はどっちを選んでも結局2枚墓地から帰ってくるという結果を選んでもらう他ありません。
さらに《神獣ハイペリュトン》といった自力でエクシーズ素材をゼロから増やせるモンスターを選択肢に入れることで相手を悩ませることを狙って採用しています。
《レッド・リブート》は自分・相手ターン問わず引いて即発動できる・ライフを減らすことが出来る・相手の妨害も防げる強いカードとして採用しています。
大歓迎こと《ビッグウェルカム・ラビュリンス》に代表される1枚から連鎖的につながっていくタイプの厄介な罠カードは年々増えていく一方ですからね。自衛大事。
以上がメインデッキの詳細について記事では細かく書けなかった所を中心に書いていったつもりです。
それでは最後に紹介してないカード中心にエクストラデッキも見ていきましょう。
《永の王オルムガンド》は2枚採用しています。
これは《影の王レイヴァーテイン》の効果でエクストラデッキから直接特殊召喚した《永の王オルムガンド》は正規召喚(エクシーズ召喚)されていないため除去された後に蘇生することが出来ません。
そのため1枚のみの採用だと仮に《永の王オルムガンド》が除去されてしまえば最後、一旦エクストラデッキに戻してから再度出力するという手間が発生してしまいます。
なのでオタクらしく正規召喚用とズルして出す用の2つの用途で《永の王オルムガンド》を並んで採用しているというわけです。
対戦で2枚目が必要になるケースは今のところ少ないですが、昨今では「ドラグマ」に代表されるエクストラデッキ破壊も戦術として警戒しなくてはなりません。
他に採用必須なカードも現状無いため、そういった戦術への保険の意味もかねて採用しています。
《影の王レイヴァーテイン》は1枚。正規召喚した後にも蘇生すれば相手の攻守を下げる置物としても十分機能するため、わざわざ複数枚詰む理由もありません。
《神獣ハイペリュトン》は超お手軽な妨害要員として採用。
自分のターンに自分のカード(モンスター・魔法・罠)の発動に直接チェーンする形で墓地から同種類のカードを素材として取り込みます。
そしてその素材は相手ターンに機能します。相手が発動したカードと同じ種類のカードをエクシーズ素材として持っていればその素材を取り除くことで発動を無効にして破壊します。
自分のターンに妨害したい種類のカードを仕込んでおき、相手ターンにそれをカウンターとして使うイメージです。
エクシーズ素材の中身はエクシーズ召喚の時点でモンスターの2枚が確保されているため、魔法・罠カードの素材を確保することで幅広い対応を目指します。
《No.58 炎圧鬼バーナーバイザー》は効果を見てもらえば採用理由はわかりやすい方だと思われます。笑
ランク4を組めるこのデッキで高いパワー(攻撃力)を誇る《永の王オルムガンド》に直接攻撃させるという目的、そして《天御巫の闔》で「装備カードを装備しているモンスターしか攻撃対象にできない」という効果が適用されるため相手に「高打点のオルムガンド」か「反射する気満々のオオヒメ」「誘い輪舞で奪った相手モンスター」の3択あるいはいずれか1つの選択肢を強制させることも狙えるため採用。
装備カード繋がりで言えば《甲纏竜ガイアーム》を装備し攻撃対象を装備モンスターに絞らせることで、戦闘を介しての1ドローを強制させる動きも視野に入ります。
今回は使いたいカードを優先した枠の都合で不採用。無いとは思いますがエクストラの何かのカードが禁止になったら入れようと思います()
《H-Cクレイヴソリッシュ》は自身も踏まえた自陣のモンスターのステータス倍加、ならびに自身への攻撃対象の誘導、相手モンスターの戦闘をトリガーに自身の攻撃力を相手モンスター分アップさせるパンプアップ、自身のライフを500にする(大きく減らす)と言った役割を担います。
これで《巨大化》の条件満たしやすくするって寸法よ…
ハイリスクハイリターンでひりつく勝負がしたいね…👍
《ガガガザムライ》は先ほど《ストイック・チャレンジ》の紹介の際にお話したアタッカーとしての性能以外にも、隠されし②の攻撃対象誘導効果で間接的に自分のモンスターを戦闘から守ります。
シンクロモンスターはレベル9モンスターの蘇生からランク9を作るための《浮鵺城》と儀式関連パーツのサーチに大活躍(酷使)される《虹光の宣告者》の2種類です。
そしてリンクモンスターにもそれぞれ役割が降られています。
《グラビティ・コントローラー》…《虹光の宣告者》を素材として吸収した《メレオロジック・アグリゲーター》を即座に墓地に送る手段として、その後のEXゾーンの厄介なモンスターの除去のために利用します。
《武神姫 アハシマ》…エクシーズ召喚サポートといえばのカード。
リンク召喚条件は同じレベルのモンスターの為、場に生き残らせたジェネレイド・トークンを素材として活用しつつ手札と場からモンスターを供給しエクシーズ召喚することも可能です。
リンク先のエクシーズモンスターの「素材を取り除いて発動する効果」に疑似的なサイクロンを付与できる点も強いです。忘れられがちですが…
霊使いリンクモンスター×3
デッキの構成から出力しやすい光・闇・地属性の3種類の属性をカバー。
上記の3属性は遊戯王OCGのなかで(現状)モンスター数が多い順のトップ3にあたるので、リンク召喚後の相手の墓地からのモンスター奪取効果の発動も見込みやすくなります。
また破壊された際に発動できるデッキからのサーチ対象が多く持ってくるモンスターが要所要所で働き優秀である点から採用しています。
以上です。
おわりに
このデッキはちょうど先月丸2周年を迎えた長寿デッキでもあり、その間ずっとお気に入りのデッキでもあります。
コンセプトは変わらないものの、合わせるカードは入れ替わり立ち替わりであらゆるテーマが抜けてはまた新たなテーマが入って…を繰り返して今の形に至ります。
《永の王オルムガンド》を活かすためにまだ自分は「ジェネレイド」を切り離せなていないものの、絶対に必要なもの以外の「ジェネレイド」のカードも徐々に抜けてきて、対戦でも今回説明した流れをほとんど体現できているので徐々にではありますが確実に洗練されていってるように感じます。
今回の記事は既存デッキの内容で新鮮さは無い内容だったかと思いますが、次なる新デッキ紹介に向けてのリハビリがてら今回の記事の筆を進めました。
また、ここ数日たまたま時間が取れる日が続いたのでデュエル漬けの濃密な時間を過ごしたので色んなカードや動きなどインプットが刺激されたので、かなりアウトプットにも活かせそうです。
あれよあれよという間に新商品や制限改訂の情報もやってきていますが、制限改訂の内容をきっかけに新しいデッキの種が芽吹くことも楽しみにして過ごします🌸
まずは既存のデッキ案を形にしていこう🚗³₃
乞うご期待!!(がんばれ私)
ではまた👋