ご挨拶
どうも皆様、お久しぶりです!
あけましておめでとうございます🎍(遅)パピヨンです🐶
遅くなりましたが、今年初の記事になります!
昨年末に1年の締めくくりの記事を上げ、年明け以降はというと新弾(ディメンションフォース)の発売や全世界の決闘者待望のマスターデュエルのリリースなど遊戯王の話題が尽きることはありませんでしたね!
決闘者御用達のアプリ「遊戯王ニューロン」を通じて自身や他者の作ったデッキをコピーできる点も魅力的ですね!
自分の持ってるデッキの再現やリモートに必要な道具なしで多くの方と対戦できることなど、リリース前の予想以上にすごい出来だなと驚きました!
多くの方とフレンドになって沢山対戦していきたいのでプロフィールを貼っておきます👍
※壺が壊れる姿を見たい君はぜひともデュエルパスを購入しよう!
負けちゃった時の壺、流石にじわる pic.twitter.com/KKeomfrqeC
— パピヨン (@murajunsub) 2022年1月29日
さてさて、紙媒体の方に話を戻してと…
今年は昨年末に書いた記事でも語ったように完成度(クオリティ)の高いデッキを作りたいというのが目標となっているせいか、なかなかデッキの構築にも完成の見通しが立たなくなっています💦
なんとも自業自得なこだわりの強すぎる陶芸家状態です。
変に気負わず軽い気持ちでデッキを作ってそれらをチューンナップしていけばおのずと良いデッキになると思いますので、アウトプットもインプットも思いつきレベルでも淡々と気長にやっていこうと思います!
ただ、そうこうしてると記事が書けずじまいになってしまうので今年初の記事としてまずは現在私が1年以上ずっと使っているお気に入りのデッキを紹介したいと思います✌
構築当初から色んな変更をしてきたデッキなので変遷を簡単に振り返りますが、温かい目で見守っていただければ幸いです。
デッキ概要と変遷
その名は「アスラ・ポイズン」
何度か対戦してもらっている方やこのブログを読んでもらっている方には馴染み深いかもしれないデッキですね!
「《永の王オルムガンド》を強く使いたい!」
というところからスタートしたこのデッキは「ジェネレイド」に加え「メタルフォーゼ」「エルドリッチ」といった各テーマカードやペンデュラムの要素を織り交ぜることで永続罠・カウンター罠カードを回収・連発し、まるで蛇の毒が回るようにじわじわ相手を追い込んでいくイメージで組んだデッキです🐍
当初のデッキレシピがこちら!
レベル9を立てまくって圧倒する動きに加えて《パーシアスの神域》でトップに仕込んだカウンター罠を《永の王オルムガンド》のドロー効果で引き入れちゃおうという狙いもサブの動きに取り入れてます。
正直その動きを軸にして考えた方が良かったのでは…と今でも思っています(笑)
《黄金郷の七摩天》を入れ忘れてるのは痛恨のミス…
その後、いわゆるホープストラク等でエクシーズ強化に拍車がかかったタイミングでメインデッキへの採用・エクストラのカードを入れ替えるなどして修正したのがこちらのレシピになります。
「パーシアス」やカウンター罠を使いまわす動きはサブに据えるには荷が重かったのか《黄金卿エルドリッチ》と永続罠の回収にご執心の様子…
シンクロも入れたいって発想は良かったと思う!
そして、今回はさらにそこから大きくデッキの方針を転換して作り替えた内容になります!
それがこちら!
60枚デッキなだけに長~い!笑
レシピ画像だけだとカードも多く変更点も何が何やら分かりくいと思われますので、代表的な変更点を一緒に確認していきましょう✊
変更点
最新版のレシピは今までの構築とは見た目の印象もガラッと変わりました。
主に罠周りの枚数が減ったのですが、大きな変更点は下記の3点!
●「エルドリッチ」を抜いたこと
● 罠を回収する動きをやめたこと
● 新規カードを採用したこと
「エルドリッチ」は単独で出張したとしても非常に存在感が強く、対戦を終えた後には
「エルドリッチが強かった」
「エルドリッチには敵わない」
こういった印象を与えてしまいがち。でもこれは「エルドリッチ」を使ってる以上、そう思われるリスクは覚悟しないといけないし仕方がないこと。
しかし、この部分がずっと引っかかっておりました💦
「確かに…!確かにそう!強すぎるんだけど、罠回収の動きの最適解だしな~…でも使っててあまり楽しいわけではないし、そこ以外の部分に目を向けてもらうためにはどうしようかな…」
う~ん・・・💡
よし、罠を回収する動きをやめよう!!!
よくよく考えると永続罠カードの回収の動きは確かに強いし一つ一つのカードは性能がいいものの実際にデッキでその動きが100%に近い確率で出来ているかを考えたときにお世辞にもそうは言えなかったのです。
「この動き(ができたら)強い!」
ではなく
「この動き(が安定してできるから)強い!」
と言えるようにしないと、本当の意味でデッキの強さを判断・発揮することは出来ないなとあらためて思いました。
今回の例で言うなら「エルドリッチ」のカードパワーに酔いしれてデッキの抱える課題にも気づきにくかったというところですね!
私自身の癖でデッキを組む時は「あれもできそう」「これもできる」「この選択肢も取れるようにしたい」とついつい選択肢を広げて動きの幅を大きくしてしまいがちです。
しかし!それが実戦で動きに反映できるかは別問題です。
というかだいたい出来ていないことの方が多い気がする。
なので、このデッキからごっそりと「エルドリッチ」周辺のカードや罠カード回収の動きに携わるものをごっそり抜いていきました!
新規採用カード
そして、上記の要領でカードを抜いた分空いた枠に今回の新弾(ディメンションフォース)で登場した中から2枚のカードが新たなお供として加わることでこのデッキの方針転換に成功したのです!
それが《原質の円環炉》《
1枚ずつ解説していきます!
《原質の円環炉》は場のエクシーズ素材を取り除き、そのカードが自分の墓地へ送られた場合にそのまま場にセットできるという破格の性能をしています。
《永の王オルムガンド》や《神獣ハイペリュトン》には自分のカードを手札やフィールド、墓地から直接エクシーズ素材に取り込む効果があるので、このカードとの相性は抜群で発動した強力な制限カードなどをもう一度使うことが出来るのです✌
(例)
場で発動した《サンダーボルト》や《ハーピィの羽根箒》を
《永の王オルムガンド》の効果でX素材にする
↓
次のターン《原質の円環炉》で《サンダーボルト》or《ハーピィの羽根箒》を
セットして再び発動!
↓
「うおおおおお!!!!!楽しい!!!!!」
といった具合です。
しかも驚くべきはこのセット効果は魔法・罠に限らずモンスターでさえもセットできるので「ジェネレイド」と同様にレベルが9の《機怪神エクスクローラー》をエクシーズ素材から場にセットすることも可能なのです🕷
リバースしたが最後…その効果の恐ろしさは体感したものしか表現できないという…
このカードの登場によりデッキの方向性ががらりと変わり、
《永の王オルムガンド》や《神獣ハイペリュトン》の効果でエクシーズ素材として取り込んだ強力なカード達を《原質の円環炉》で再利用していく!
という目的をもって《永の王オルムガンド》を今まで以上に切り札としてだけでなくデッキを動かすための軸としてより一層活躍させることができるようになったのです!
そして最後のもう1枚の新規採用カードが《
特にこのカードの魅力を伝えたくて今回の記事を書いたと言っても過言ではありません。ディメンションフォースでハズレ扱いした人もいるかもしれませんが(笑)
よく効果を見てみるとなかなかに面白い効果をしています!
まずは①の攻撃対象を自身に絞る効果。
低ステータスのモンスターや戦闘に耐性が無いけど場に維持したいモンスターを戦闘から守れるのは良いですね!
そして、このカードの大きな特徴はなんと言っても②の自分の場のモンスターの攻撃力を永続的に倍加する効果でしょう。
この効果はメイン中に発動しバトルフェイズ開始時に適用するため、殴る直前まで相手に強化対象を明かす必要がないのです。
仮にバトルフェイズに入るまでに強化しようと思った意中のモンスターが除去されたとしても、別のモンスターを強化対象に移し替えることで事なきを得て無駄打ちになるという事態を避けることが出来ます。
③の効果についてはこちらからの攻撃のタイミングでも発動できるので、強化対象を《H-C クレイヴソリッシュ》自身にしても攻撃力は(元々の2500+相手モンスターの攻撃力分)になり、戦闘面でもかなり優位に立てるのです。
こちらから攻撃を仕掛ける自分のターン限定にはなりますが、②③の効果を《H-C クレイヴソリッシュ》に併せて使えば、5000+相手モンスター分にまで攻撃力が上昇するので戦闘を介して5000ダメージを与えるカードとしても評価でき、フィニッシャー候補として十分な働きをしてくれます。
あれ?もしかしてライフの取り立てに目を瞑ればめっちゃ強いのでは????
自分に攻撃を絞らせて、自身の攻撃力も上がる…
それはもう実質《機界騎士アストラム》なんよ…
さてさて冗談はさておき、このデッキの主役は《永の王オルムガンド》だと先程からしつこく銘打っているのですが《永の王オルムガンド》が倒されたら終わり…と一辺倒にならないようにきちんと二の矢も控えているという訳です。
《
理想的な勝ち筋としては《永の王オルムガンド》による相手モンスターとの戦闘・直接攻撃を通じてのダメージによる勝利を想定しており、直接攻撃の手段については《クロノダイバー・ハック》を発動することで相手プレイヤーのカードをエクシーズ素材にできる《永の王オルムガンド》が直接攻撃可能となります。
《クロノダイバー・ハック》をサーチするための《クロノダイバー・リューズ》も自分のエクシーズ素材1つで特殊召喚できるので、この2枚の組み合わせ自体はシナジーも強くコンボとしても実現性が高いのですが、ここで課題になってくるのが《永の王オルムガンド》の攻撃力です。
元々の攻撃力が自身の持つエクシーズ素材の数×1000となるため《永の王オルムガンド》をエクシーズ召喚し《クロノダイバー・ハック》による攻撃力アップならびに直接攻撃付与効果が通ったとしても、ターンが浅い・序盤の早い段階だと一発では相手を沈めることが出来ないというのが歯がゆいところです。。。
相手のライフ8000を一撃で削りきるためには《クロノダイバー・ハック》による攻撃力アップも考慮したうえで最低でも7素材…すなわち素材2つからエクシーズ召喚した《永の王オルムガンド》の効果を5回発動しなくてはなりません。
5回の発動…すなわち、自分→相手ターンの繰り返しで合計で5ターンかけないといけないうえに何よりその間《永の王オルムガンド》を戦闘や除去効果から守る必要があるのです。
なかなかに手厚い介護が必要になってきます。一応耐性を付与する《エクシーズ・トライバル》といったカードを採用していますが必ず早い段階で手札に呼び込めるとは限りません。
ターン数をかけてじっくり強化していく動きはそれ相応にリスクが伴うのです。
実際に今回のデッキ完成にいたるまでの対戦中の事例として下記の様なシーンがありました。
自分「よし《クロノダイバー・ハック》の効果で直接攻撃付与!オルムガンドで直接攻撃(ダイレクトアタック)!!」
相手「うわ~!!」
自分「あと少し削りきれなかったか…ターンエンド!(まぁ攻撃力上がるし、次のターンでいけるやろ)」
相手「私のターン!おらおらおらおら!!!!(除去)(コントロール奪取)(リリース)etc…」
自分「あばばばばばば」
・・・そうなんです。
《永の王オルムガンド》の相手のカードを奪い攻撃力を上げていく効果の処理には相手の手札も増やす効果も含まれているため対処不能な攻撃力にするための過程で相手に対処するための手助けをしてしまっているというある種のジレンマを抱えているのです。
ところがどっこい《
実際にレベル9モンスター2体によるエクシーズ召喚から仮定してみましょう!
《永の王オルムガンド》エクシーズ召喚!【X素材2個:攻撃力2000】
↓
自身の効果を発動しX素材を追加!【X素材3個:攻撃力3000】(ATK1000UP)
↓
《クロノダイバー・ハック》の効果発動!【X素材3個:攻撃力3900】(ATK900UP)
↓
《
このように出したそのターン中にも8000に近い攻撃力をたたき出し、直接攻撃で瀕死級のダメージを与えることが可能になります!
事前に少しダメージを与えておけば一発KOという訳です。
《永の王オルムガンド》のエクシーズ召喚の条件はレベル9モンスター×2体以上なので、元々3素材で出していれば上記と同じ手順を踏み攻撃力が10400まで上昇します。
勿論、よほど手札やカードのめぐりあわせが良くないと1ターン中にすべての必要カードが出そろうことは無いのですが、重要なのは《
一撃は通るけど、返しのターンでものの見事にやり返されてしまうというケースを数多く経験した結果、ならばその一撃を重くすればよかろうということで今回《
倍加効果を発動するためのライフコストもかなり重いですが、このターンで決着をつけると腹を決め、渾身の一撃を通して自分が勝てると考えれば安いものです。
(※通るとは言ってない)
そんなわけで、新たなカードの採用理由とその影響のまとめでございました。
方向性・レシピ
それでは諸々説明したうえで最後にこのデッキで行う動きを簡単に説明していきましょう!行う動きは大まかに3ステップ!
序盤:「ジェネレイド」の動きで相手の展開を抑える
↓
中盤:ランク9モンスターを展開し主導権を握る
↓
終盤:《永の王オルムガンド》等の攻撃で〆る
「ジェネレイド」の基本的な動きである《王の舞台》にアクセスし盤面を整える。
そして帰ってきたターンでレベル9モンスターを展開しランク9モンスターを立てて妨害を行ったり、制限カード達の応酬で相手のリズムを崩しながら盤面の主導権を握る。
最後にフィニッシャーであるエクシーズモンスターでとどめを刺す!
という流れを行えるよう組み直しました。
「《永の王オルムガンド》を強く使う!」というコンセプトはもちろんですが、直接攻撃を介さずとも《超融合》《サンダーボルト》で相手の盤面を更地にする…《禁じられた一滴》等で相手の攻撃力を下げてからの戦闘で相手のライフを削る…といったように、このデッキではその時その時の手札・場にある強力なカード達で柔軟に解決していくというもう一つのコンセプトがあります。
だからこそ決まったルートは初動の《王の舞台》に関わる展開以外には存在せず、強力なカード達を詰め込んだ枚数の多いデッキに仕上がっています(60枚)
それでは、以上の代表的な変更点を踏まえてデッキレシピをもう一度見ていきましょう!
《原質の円環炉》で再利用したい強力な制限カード達やリソース回復を行う・ループを組むためのカード、さらには《H-C クレイヴソリッシュ》のエクシーズ召喚の条件である戦士族・レベル4モンスターなどを積極的に採用しています。
このデッキの初動の要である《王の舞台》へのアクセスできるカードも今となっては《王の影ロプトル》《ローンファイアブロッサム》《惑星探査機》《テラ・フォーミング》《盆回し》《メタバース》《王の襲撃》それらの罠へつなげる《悪魔嬢リリス》《トラップトリック》などとかなり多く、場魔法本体も込みだと上記のカードだけでも合計24枚になります。
もはや初動につながるカードだけでこれだけの枚数になろうとは・・・
このデッキは対戦や調整を通じて最大限詰め込む必要がないことが分かったので、上記のカードをフルセット採用ではないものの持ってるデッキの中でもかなり安心できるレベルの安定感を誇っています。
以上!デッキの概要でした!
あとがき
ここまで読んでいただき有難うございます!
今まではデッキを修正することがあっても数種類・数枚の変更など微調整がメインでしたが、今回はガラっと勝ち方を変えたり途中の展開やいらない動きを抜いて考えるなどしたので再構築(リビルド)に近い感覚で行いました。
「お気に入りのデッキ」や「長年使ってるデッキ」に対してはあまり大きな変更がやりにくいと思っていましたが、固定観念にとらわれないよう常にデッキを正しく観察することの重要性をあらためて感じましたね( ˇωˇ )
皆様もお気に入りのデッキや長く使っているデッキがあると思われますが、好きだからこそ勝ち方や動きが固定化されているということがあるかもしれません。
勿論、それは「しっかり練られた勝ち筋を実行できている」ことと同義なのでむしろ素晴らしいことでもあります。
あくまで既存のデッキの内容に新たな動きや使いたいカードを加える際にデッキを対応させる手段として「~の動きをやめてみる」というのが今回の様にうまくハマることもあるよ~というのが伝われば幸いです。
今回の記事ではカード1枚1枚の役割や採用理由まで解説が出来ませんでしたが、採用理由の質問なりいつでも受け付けています!
まだ日程など決まっておりませんが、デッキ紹介動画のようなものを撮りたいと考えているのでその際に今回の記事で伝えきれなかった部分のお話が出来ればいいかなと思います📹
それではまた次回の記事までごきげんよう👍
P.S.
今回のデッキの変遷は過去記事からも確認できます!
「変遷の経緯をより深く知りたいよ」という方はこちら見ていただければ幸いです☺